【緊急特集】スロットの天井機能がなくなる日
※当ブログは通常20:30に更新しているのですが、今回は緊急特集ということで12:00に特別更新しました。
ちなみに今日の20:30にも通常どおりブログを更新しますのでそちらもどうぞご覧ください。
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専業やスロリーマンの方々には非常にショッキングなタイトルとなりましたが、そう遠くはない未来にスロットの天井はなくなることになりそうです。
まずは、こちらの記事をご覧ください。
昨日、警察庁と一部のメーカーによる会合のなかで、パチスロの型式試験について警察庁より通達があったことが、パチスロメーカー関係者の話で明らかになった。 9月16日の保通協申請持ち込み分から、出玉試験の下限(出率55%)試験を、ずっと左打ち(順押し)にしてナビも無視する試験にすると警察庁から話があったようだ。 同関係者によると、「結果的に、現行AT機、ART機(ボーナス非搭載や、ボーナスが主でない機種)は、実質計算が成り立たたなくなるため、試験が通らない。通常から1000円あたりのゲーム数を45ゲームぐらいまで上げないと、下限規制をクリアできない」という。 現在、主流の仕様が今後は販売できなくなるだけに、パチスロ市場に与える影響は甚大になること必至だ。 |
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『遊技日本』からの記事です。昨日、むっしゅさんからの質問の際にいただきました。
そして、時を同じくして私自身も知り合いのメーカーよりこの話を直に聞いたのです。
それではこの内容を一つ一つ解説していこうと思います。
『9月16日の保通協申請持ち込み分から、出玉試験の下限(出率55%)試験を、ずっと左打ち(順押し)にしてナビも無視する試験にすると警察庁から話があったようだ。』
つまり、遊技台を世に送り出すには保通協の審査を通過しなければならないわけです。
そして保通協では膨大な数の試打をして遊技台の審査をするのですが、要はそれが手間なんだと思われます。そこで常に順押しすることによって、審査自体も楽になるということですね。
また、変則打ちを加えること自体が審査の抜け道になるということも度々意見として上がっており、これは説明するのが難しいのですが、1999年に登場した大花火ではフル攻略時の設定6の出玉率が140%を越えます。
140%を越えてしまう時点で通常なら保通協の審査を通らないのですが、この140%というのはフル攻略という条件付きなので審査を通過できたわけですね。
つまり、攻略自体が抜け道となったわけです。
それと同じように「変則打ち」がどうも審査の抜け道となりうるらしいんですよね。それ以上の詳細は今のところ自分でもわかりません。
『結果的に、現行AT機、ART機(ボーナス非搭載や、ボーナスが主でない機種)は、実質計算が成り立たたなくなるため、試験が通らない。』
まあ、常に順押しという機械ではAT、ARTの出玉スペックは実現できないでしょう。
せいぜいエヴァシリーズやツインエンジェルに代表されるRTがいいところですよね。
ただし、順押しながらも純増1.5枚程度のスペックであれば作れなくもないと某メーカーは話していましたね。
となると、新鬼武者やエヴァンゲリオンART程度のスペックであれば可能か?
『通常から1000円あたりのゲーム数を45ゲームぐらいまで上げないと、下限規制をクリアできない』
これは相当ヤバイ規制です。
この規制一つで前述した純増1.5枚のスペックであれ作るのは困難になります。
例えるとアイムジャグラーEXの1,000円あたりのコイン持ちはフル攻略時で35Gとなります。
さらにそこでコイン持ちを45Gまで引き上げろとなると通常の出玉がベースアップしてしまうので、その分ボーナス時にメリハリを付けて出すといった仕様にすることが不可能になります。
まあ、率直にいうとジャグラーよりも穏やかな機械が出ると思ってください。
ちなみにジャグラーで5,000枚を越えるなんてときは、ひと月営業していても1件もない事が多いです。
出ても2,000~3,000枚ってレベルですからね。
つまり、コイン持ちを45Gにまで引き上げることによってそのジャグラーよりもさらに穏やかな機械ができてしまうと思っていただければOKです。これでは流石に打つ気なくなりますよね。
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そして表題の「天井機能がなくなる」というのはどういうことか。
これに関しては例の『遊技日本』の記事にも書いてなかったしメーカーから直に聞いたことなので100%確定というわけではないのですが、今後コイン持ち45Gなんて台が出るようだと天井機能自体が必要なくなると言えます。
これには、そもそも天井とは何かについて考える必要があります。
天井とは荒波仕様(出率どおりに出ないという意味で)のAT機やART機において、設定1でも指定の出玉率に近づける為につける機能なわけです。
つまり、ある台で設定1の機械割が97%だったとします。
しかし、AT機など荒波仕様の台ですとその97%の数字になりにくいわけです。
具体的にいうと天井機能がなければ延々とハマリ続けるといった可能性もあるのです。
それを救済というか本来の出玉率に調整する為に天井機能があったのですが、コイン持ち45Gといった穏やかな台にはそもそも天井機能は必要なくなってしまうんですよね。
ジャグラーやハナハナに天井機能がないのは、AT機ほど荒れずに確率どおりに出玉が出る傾向が強いからであってジャグラー以上に穏やかな台が登場するとなると、そりゃあ天井をつける意味がなくなり強引に天井をつけたとしても保通協がそれを審査で通してくれるとは想像できないですよね。
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今のところ情報は以上となりますが、今後もコアな状況が入り次第ブログに書いていきます。
また、このようにスロット業界の中では暗いニュースが流れたわけですが、その中でどのように対応して稼いでいくべきなのかを後日ブログで考察していこうと思います。
今後とも皆様にとって優良な記事となりますように精力的に執筆に取り組んでいきます。温かい応援クリックをお願い致します。