パチンコ店の遊技台トラブルで補償してもらえるケースまとめ
今回は質問にお答えします。
差出人: 地味なじみい
題名: 遊戯中の台の不具合について
メッセージ本文:
お久しぶりです。
いつも楽しい記事をありがとうございます。
先日、あるホールで朝イチから絆を打っていたのですが、1回転目から、右リールのストップボタンが効きづらい(まるで、バイオ6のcz中のフリーズみたいな状態ので、
店員さんを呼び、スプレーなどの対応をされてましたが、直らないので、「時間をいただけますか?」との事でした。
私は長引きそうな感じがしたので、その台を諦めましたが、1時間ぐらいすると、その台は電源を切ってありました。
クロロさんに質問ですが、このような事は、絆の設定変更時などの影響はあるのでしょうか?
また、この台に投資した分は返してもらえるのでしょうか?
お忙しい中、申し訳ありませんが、お手透きの時にでもご返答いただければ、ありがたいです。
むし暑くなってきましたが、お体に気をつけてお過ごし下さい。
どうも。
ご質問ありがとうございます。
絆の設定変更後にストップボタンが効きづらくなるということはありません。
そもそも、ユニバのストップボタンは優秀なのでトラブル頻度は低いハズです。
逆にストップボタンのトラブルが多いのがサミー系とパイオニア系で、あれは最悪です。
北斗転生とかドラゴンハナハナとかは、金を突っ込んでいる荒くれ者のチンピラが打っているケースが多いので、ボタンが効かないトラブルが度々発生すると向こうもイライラしてきます。
まあ、昔のパチ屋のようにそれで殴られるということは、ほぼないですがそれでも、サミーとパイオニアのボタンは勘弁してくれって感じです。
(現状、ホール業務は皆無ですがパチンコ店員の気持ちを代弁しました)
トラブル等で投資金額を返してもらうことは可能か?
今回のケースですと、途中でボタンが壊れたからといって投資金額を返してもらうということは絶対にありません。
というか、3ベル撃破の天膳カットインスタート、かつ1セット目でフリーズ引いて、その後のBC当選で無双一閃からの真瞳術チャンスでまさかの複数回ループして合計20セット上乗せ。
といった状態で、ボタンが壊れて復旧不可となり台を止めたとしても基本的に投資分は返ってきません。
パチンコ店においては遊技約款という物がエントランスをはじめとするホール内のどこかに掲示されています。
そして、そこには「天災や機械トラブルによる出玉の補償は一切致しません」といったルールが記載されていると思います。
だから、基本的にはそれらの理由で補償されるということはないのです。
店長の裁量で補償することも
しかしながら、遊技約款にそのような記載があったとしても、天災や機械トラブルで補償しているホールも非常に多いのが現状です。
結局のところ人間は感情の生き物なので「遊技約款に記載してありますので一切補償いたしかねます」と何でも突っぱねてしまっては、客は納得できないということです。
もちろんルールはルールなので、それでも納得してもらわなくてはならないのですが、結果的に客がそれで嫌な思いをして二度と来店しなくなってしまっては本末転倒なわけです。
ですので、そういったことを天秤に掛けて店長の裁量で補償する場合もありますね。
つまり、補償対応により一時的に2~3万の出費となってしまったとしても、それによってその客が今後も来店してくれれば100万も200万も金を落としてくれる可能性があるということなので、それを天秤に掛けた上で補償対応を判断しろということです。
そこで私の過去の経験から以下の表を作ってみました。
補償を受けられる可能性
事例 | 原因 | 補償対応率 |
---|---|---|
機械トラブル | 不可抗力 | 5% |
客側 | 1% | |
店側 | 90% | |
自然災害 | 不可抗力 | 50% |
スタッフ対応時の事故 | 店側 | 90% |
玉・メダル泥棒 | 不可抗力 | 25% |
機械トラブル
まず、機械トラブルにおいては自然に壊れて台を止めた場合(不可抗力)、または客側が台パンなどをしてボタンやセレクターが壊れた結果台を止めた場合には、補償を期待するのには無理がある。
逆に店側に責任がある場合においては補償してもらえる確率がアップ。
例えば、過去に海物語で確変中にスタットチャッカー裏に玉が詰まってしまい、それを直す為に液晶裏周辺の配線を抜いていたら誤ってラムクリアが掛かってしまったということがあったのだが、当然そのようなケースでは店側に責任があるので、確変の期待出玉分の玉を補償したということがあった。
自然災害
次に自然災害においてだが、これはほぼ全てのホールが天災が原因による出玉の補償は一切致しかねますと遊技約款で断言しているのにも関わらず、実際に天災が起きた時に補償していたという事例がけっこうあったりする。
その代表例が3月11日の東日本大震災。
私はその地震が起きた時にマイホでパチスロアクエリオンを打っていたのだが、地震の瞬間に台の上に置いてあったドル箱2箱分のメダルは床にぶち撒けてしまい、そのまま駐車場に避難することとなった。
その後、しばらく経っても営業することはなくマイホはそのまま閉店。
その数日後に営業が再開した時に、台番と打っていた時間とおおよそのメダル枚数を伝えたら、その分のメダルを返してくれた。
(ただ、ART中の補償はされていないのでこの場合は補償されたとは言えないかも…)
ちなみに、夏場などに停電が起きるホールも度々見られるが、これに関してはパチンコもスロットもバックアップ機能により確変やARTは消滅しないので基本的には心配無用。
スタッフ対応時の事故
これにおいては機械トラブルで店側に原因があるというケースと同様に補償してもらえる可能性が高い。
例でいうと牙狼の右打ちでVアタッカーに玉を入賞させなくてはならないタイミングで、玉が飛ばなくなったり、ブドウが出来てしまったなどでスタッフを呼んだ時に、対応が不適切であった為に、確変が終わってしまったというケース。
同時に確変中のブドウを取り除いた時に、サービス玉をヘソに入れてしまいその抽選によって確変が終了してしまったというケースも稀に起こりうる。
(その為に、確変中のサービス玉はヘソではなく雑穴に入れるように伝えている)
以上のようなケースであればスタッフに非があるために、補償を受けられる可能性が高い。
玉・メダル泥棒
最後に玉やメダルを第三者に盗まれた時の補償対応について。
基本的にそんなことまで店側は関与できないが、例えば食事休憩中に台を離れて帰ってきたら1箱少なかったという状態に出くわした時に、店側がこちら側には責任がないですと突っぱねることはかなり難しいと思う。
一応、出玉に関しては店側も管理しているわけなので、それが盗られたということは店側の管理にも問題があったということになってしまい、完全に無関係を装うことはできないだろう。
その為、玉やメダル泥棒の被害においては店側が補償するという事例が存在したし、実際に私の経験上でも何度かあった。
ただし、被害者と加害者(泥棒)がグルというケースも往々にして考えられるので、ここの判断は非常に難しいところ。
とはいえ、北斗強敵の中段チェリーからのAT当選確率やバジ絆のチャンリプからのBC当選確率くらいのチャンスはあるんじゃないかという意味で、補償対応率は25%とした。
あとは余談だが、例えメダル泥棒を抑止する為とはいえ、別積みしたドル箱の上にカバーを被せるということは個人的にしたくない。
せっかくの出玉アピールもカバーをしてしまうと全く意味をなさないものになってしまうのであれは最悪だと思う。
▽スロットコーナーのメダルの別積み。せっかくの出玉もこれにカバーを掛けたら台無しである
- ▼換金所で1万円取り忘れて盗まれました。警察を呼ぶべきでしょうか?
- ▼パチンコ店で接触事故を起こして逃げました
- ▼10万円入の財布をなくした客の話
- ▼ICカード盗難と店内カメラ
- ▼どこからが掛け持ちか?
- ▼ハマリ台を横取りされて犬単発
以上のことを頭に入れた上で何かトラブルが起きた際にはホール側に食い下がってほしいと思います。
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