パチンコ店がよく使用する地域一番店の定義とは?
今回は質問にお答えします。
題名: 地域一番店について
メッセージ本文:
こんにちは
いつも楽しくブログ拝見しております(^_^)
最近あまり聞かなくなりましたが数年前までよく「地域一番店!」だとか「地域一番店を目指します!」などとよく店のポップなどに書かれていましたが地域一番店とは明確な定義があるのでしょうか?
それとも各店舗が勝手に地域一番店を名乗っているだけなのでしょうか?
お忙しいとは思いますが回答いただけると幸いです(^_^;)
ご質問ありがとうございます。
結論からお話しますと、地域一番店における明確な定義は存在しません。
すべては店舗側の解釈となっております。
店側に都合の良い解釈で地域一番を謳う営業戦略
例えば「地域一番店」にとどまらず
「バジリスク絆地域最大30台設置!」
「ジャグラー設置台数地域一番店!」
「真・北斗無双 地域最大級導入!」
といった謳い文句がパチンコ店では溢れています。
その理由は言うまでもなく、地域一番をアピールすることによるイメージ戦略です。
例えば、パチンコエヴァの最新作が地域一番の大量導入となるホールがあれば、多くの一般ユーザーはそのホールで打とうと考えます。
同様にジャグラーの台数が地域一番というホールがあれば
「ジャグラー打つのであれば、その店に行ったほうがいいのかなあ」と考えます。
イメージ戦略による潜在意識のすりこみは、人の行動に影響を及ぼしうるものなので、それだけ地域一番をアピールすることは重要となります。
しかし、当然ながら何でもかんでも地域一番となれるわけではありません。
その場合はどうするかというと地域の解釈を縮小させます。
P-WORLD:トワーズ小平店
例えば、上記は去年末にグランドオープンした東京都小平市に存在するトワーズ小平店であり地域最大級の784台を謳っています。
P-WORLD:ベガスベガス国分寺恋ヶ窪店
しかし、その一方でそこから車で10分程度の場所に1250台の超大型店「ベガスベガス国分寺恋ヶ窪店」が存在しています。
どちらもほぼ同時期にオープンしたので、私は初日から視察に行ったのですがどちらのホールも地域最大設置台数をアピールしていました。
まあ、ベガスベガスに関しては実際に台数が最大なので問題ありませんが、トワーズに関しては問題です。
「地域最大級の784台」というのは真実ではありません。
※黄色がトワーズで赤がベガスベガス
ただし、この件に関してはトワーズ小平店の解釈でベガスベガスが存在する国分寺市を地域外と解釈することによって、地域最大級を謳っているということが推測されます。
近所にあるのにも関わらず、小平市と国分寺市で分かれていることによって地域外と見なしたわけです。
そうすれば、小平市内ではトワーズの設置台数が最大であることは事実なので、地域最大級を謳えるということになります。
今回の質問に対する答えは以上となります。
このようにパチンコ店の営業においては、あらゆる知恵を絞って「地域最大」「地域一番」であることをアピールしようとします。
やはり、人間“1番”という言葉には魅力を感じるものです。
実際に「日本で一番高い山は?」と聞かれると10人中10人が富士山と答えますが
「二番目に高い山は?」と聞かれても、ほとんどの人がわからないと思います。
それほど1番と2番の差は大きく、1番には価値があるものなのです。
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しかし、実際のところはトワーズ小平店の営業努力も虚しく、現在このエリアはベガスベガスの一人勝ちとなっていますね‥。