パチンコ・スロットの換金率・計算方法・換金所・仕組みなど徹底解説

パチンコ・スロットの換金率・計算方法・換金所・仕組みなど徹底解説
パチンコ・スロットの換金所にまつわる全ての情報をこのページにまとめてみた。

目次(項目をタップでスクロール)

パチンコを遊技後に換金するまでの流れ

パチ屋に入店してから、換金するまでの流れは以下の通り。

①出玉を出す

出玉
まずは、入店してパチンコ・スロットで好きな台を遊技し、出玉を出す。
出玉の量に応じて換金できるシステムとなっているので、出玉がないと換金できない。

②ジェットカウンターで計数してレシートを受け取る

パチンコ店ジェットカウンター
計数する際には、遊技台上のデータ表示機にある呼び出しボタンを押して、店員を呼んで計数して欲しいことを伝えればOK。
あとは、勝手に店員が玉を運んで計数してくれる。

計数後はレシート(もしくはカード)を渡される。

③景品カウンターで交換して特殊景品を受け取る

パチンコ店景品カウンター
ジェットカウンターで渡されたレシートを景品カウンターに持っていくと、店員に「全部交換で宜しいですか?」と聞かれるのだが、交換とは換金のことを指している。
なので、換金したいのであれば、そのまま「はい」と答えればOK。

その後、特殊景品というプラスチック製のカードのような物を渡される。

④換金所で現金を受け取る

パチンコ店換金所
景品カウンターで渡された特殊景品を、換金所に持っていくと、特殊景品の金額に応じて現金が受け取れる。

目次に戻る

換金率の計算方法

換金率の計算方法
換金の際には換金率というものが存在しており、まず一般的な4円パチンコ・20円スロットの換金率から解説していく。

4円パチンコ換金率 一覧表
交換玉数(100円あたりの金額) 交換金額(1玉あたりの金額)
25玉交換(等価交換) 4.00円
27.5玉交換 3.63円
28玉交換 3.57円
30玉交換 3.33円
33玉交換 3.03円
40玉交換 2.50円

4円パチンコとは1000円で250玉を借りてパチンコを遊技することをいう。
つまり、1000円で250玉ということは、1玉あたりの価値が4円なので、4円パチンコというわけだ。

そして、最終的に1000発の出玉を獲得したとして、それを計数し換金するとなると、最終的にいくらの金額が手元に入ってくるのかは、上の表の換金率にて決定される。

例えば、25玉交換のホールであれば、25玉で100円の価値があるので1000玉の出玉では
1000÷25×100=4000円となる。

さらに、28玉交換となると
1000÷28×100=3571円となる。

このようにして、換金額は決定される。

※換金率はホールの任意で自由に変えられるものなので、ホールによって様々なレートが存在する

※25玉交換の場合は25玉で100円の価値があるので、1玉あたりの価値は4円である。そして、4円パチンコの場合に1玉4円で換金できるレートのことを等価交換 という。

20円スロット換金率 一覧表
交換枚数(100円あたりの金額) 交換金額(1枚あたりの金額)
5.0枚交換(等価交換) 20.0円
5.3枚交換 18.8円
5.5枚交換 18.1円
5.6枚交換 17.9円
6.0枚交換 16.7円
7.0枚交換 14.3円

20円スロットとは1000円で50枚を借りてスロットを遊技することをいう。

つまり、1000円で50玉ということは、1枚あたりの価値が20円なので、20円スロットというわけだ。

そして、最終的に1000枚の出玉を獲得したとして、それを計数し換金するとなると、最終的にいくらの金額が手元に入ってくるのかは、上の表の換金率にて決定される。

例えば、5.0枚交換のホールであれば、5枚で100円の価値があるので1000枚の出玉では
1000÷5×100=20000円となる。

さらに、5.5枚交換となると
1000÷5.5×100=18181円となる。

このようにして、換金額は決定される。

※換金率はホールの任意で自由に変えられるものなので、ホールによって様々なレートが存在する
※5.0枚交換の場合は5枚で100円の価値があるので、1枚あたりの価値は20円である。そして、20円スロットの場合に1枚20円で換金できるレートのことを等価交換 という。

目次に戻る

換金率一覧表(パチンコ)

4.32円パチンコ換金率
交換玉数(100円あたりの金額) 交換金額(1玉あたりの金額)
23.2玉交換(等価交換) 4.32円
25玉交換 4.00円
27.5玉交換 3.63円
28玉交換 3.57円
30玉交換 3.33円
33玉交換 3.03円

4.32円パチンコとは1000円で231玉を借りて遊技するパチンコのことをいう。
その為、23.2玉交換のホールであれば、等価交換となる。

ちなみに、23.2玉交換では
232玉で1000円
2320玉で10000円となる。

4.16円パチンコ換金率
交換玉数(100円あたりの金額) 交換金額(1玉あたりの金額)
24玉交換(等価交換) 4.16円
25玉交換(等価交換) 4.00円
27.5玉交換 3.63円
28玉交換 3.57円
30玉交換 3.33円
33玉交換 3.03円

4.16円パチンコとは1000円で240玉を借りて遊技するパチンコのことをいう。
その為、24玉交換のホールであれば、等価交換となる。

ちなみに、24玉交換では
24玉で100円
240玉で1000円となる。

4円パチンコ換金率
交換玉数(100円あたりの金額) 交換金額(1玉あたりの金額)
25玉交換(等価交換) 4.00円
27.5玉交換 3.63円
28玉交換 3.57円
30玉交換 3.33円
33玉交換 3.03円
40玉交換 2.50円

4円パチンコとは1000円で250玉を借りて遊技するパチンコのことをいう。
その為、25玉交換のホールであれば、等価交換となる。

ちなみに、25玉交換では
25玉で100円
250玉で1000円となる。

2円パチンコ換金率
交換玉数(100円あたりの金額) 交換金額(1玉あたりの金額)
50玉交換(等価交換) 2.00円
60玉交換 1.66円
75玉交換 1.33円
80玉交換 1.25円
100玉交換 1.00円

2円パチンコとは1000円で500玉を借りて遊技するパチンコのことをいう。
その為、50玉交換のホールであれば、等価交換となる。

ちなみに、50玉交換では
50玉で100円
500玉で1000円となる。

1円パチンコ換金率
交換玉数(100円あたりの金額) 交換金額(1玉あたりの金額)
100玉交換(等価交換) 1.00円
110玉交換 0.9円
125玉交換 0.8円
150玉交換 0.66円
200玉交換 0.5円

1円パチンコとは1000円で1000玉を借りて遊技するパチンコのことをいう。
その為、100玉交換のホールであれば、等価交換となる。

ちなみに、100玉交換では
100玉で100円
1000玉で1000円となる。

0.5円パチンコ換金率
交換玉数(100円あたりの金額) 交換金額(1玉あたりの金額)
200玉交換(等価交換) 0.5円
250玉交換 0.4円
400玉交換 0.25円

0.5円パチンコとは1000円で2000玉を借りて遊技するパチンコのことをいう。
その為、200玉交換のホールであれば、等価交換となる。

ちなみに、200玉交換では
200玉で100円
2000玉で1000円となる。

0.1円パチンコ換金率
交換玉数(100円あたりの金額) 交換金額(1玉あたりの金額)
1000玉交換(等価交換) 0.1円
1500玉交換 0.06円
2000玉交換 0.05円

0.1円パチンコとは1000円で10000玉を借りて遊技するパチンコのことをいう。
その為、1000玉交換のホールであれば、等価交換となる。

ちなみに、1000玉交換では
1000玉で100円
10000玉で1000円となる。

目次に戻る

換金率一覧表(スロット)

21.27円スロット換金率
交換枚数(100円あたりの金額) 交換金額(1枚あたりの金額)
4.7枚交換(等価交換) 21.27円
5.0枚交換 20.0円
5.3枚交換 18.8円
5.5枚交換 18.1円
5.6枚交換 17.9円
6.0枚交換 16.7円

21.27円スロットとは1000円で47枚を借りて遊技するスロットのことをいう。
その為、4.7枚交換のホールであれば、等価交換となる。

ちなみに、4.7枚交換では
47枚で1000円
470枚で10000円となる。

20円スロット換金率
交換枚数(100円あたりの金額) 交換金額(1枚あたりの金額)
5.0枚交換(等価交換) 20.0円
5.3枚交換 18.8円
5.5枚交換 18.1円
5.6枚交換 17.9円
6.0枚交換 16.7円
7.0枚交換 14.3円

20円スロットとは1000円で50枚を借りて遊技するスロットのことをいう。
その為、5.0枚交換のホールであれば、等価交換となる。

ちなみに、5.0枚交換では
50枚で1000円
500枚で10000円となる。

10円スロット換金率
交換枚数(100円あたりの金額) 交換金額(1枚あたりの金額)
10枚交換(等価交換) 10.0円
12枚交換 8.30円
12.5枚交換 8.00円
15枚交換 6.66円
20枚交換 5.00円

10円スロットとは1000円で100枚を借りて遊技するスロットのことをいう。
その為、10枚交換のホールであれば、等価交換となる。

ちなみに、10枚交換では
10枚で100円
100枚で1000円となる。

8円スロット換金率
交換枚数(100円あたりの金額) 交換金額(1枚あたりの金額)
12.5枚交換(等価交換) 8.00円
14枚交換 7.14円
20枚交換 5.00円
25枚交換 4.00円

8円スロットとは1000円で125枚を借りて遊技するスロットのことをいう。
その為、12.5枚交換のホールであれば、等価交換となる。

ちなみに、12.5枚交換では
125枚で1000円
1250枚で10000円となる。

5円スロット換金率
交換枚数(100円あたりの金額) 交換金額(1枚あたりの金額)
20枚交換(等価交換) 5.00円
24枚交換 4.17円
25枚交換 4.00円
32枚交換 3.13円
40枚交換 2.50円

5円スロットとは1000円で200枚を借りて遊技するスロットのことをいう。
その為、20枚交換のホールであれば、等価交換となる。

ちなみに、20枚交換では
20枚で100円
200枚で1000円となる。

4円スロット換金率
交換枚数(100円あたりの金額) 交換金額(1枚あたりの金額)
25枚交換(等価交換) 4.00円
28枚交換 3.57円
32枚交換 3.12円
50枚交換 2.00円

4円スロットとは1000円で250枚を借りて遊技するスロットのことをいう。
その為、25枚交換のホールであれば、等価交換となる。

ちなみに、25枚交換では
25枚で100円
250枚で1000円となる。

2円スロット換金率
交換枚数(100円あたりの金額) 交換金額(1枚あたりの金額)
50枚交換(等価交換) 2.00円
60枚交換 1.66円
70枚交換 1.33円
100枚交換 1.00円

2円スロットとは1000円で500枚を借りて遊技するスロットのことをいう。
その為、50枚交換のホールであれば、等価交換となる。

ちなみに、50枚交換では
50枚で100円
500枚で1000円となる。

1円スロット換金率
交換枚数(100円あたりの金額) 交換金額(1枚あたりの金額)
100枚交換(等価交換) 1.00円
125枚交換 0.8円
150枚交換 0.66円
200枚交換 0.5円

1円スロットとは1000円で1000枚を借りて遊技するスロットのことをいう。
その為、100枚交換のホールであれば、等価交換となる。

ちなみに、100枚交換では
100枚で100円
1000枚で1000円となる。

目次に戻る

換金所にまつわる豆知識

パチンコ店換金所
パチンコは法律上“ギャンブル”ではなく、“遊技”という位置づけとなっているので、換金することができない。
従って、三店方式という手段をもって実質的な換金を行っている。

その三店方式については、次の項目で解説するが、前提として換金をしてはいけないことになっているので、以下の3点のことを頭に入れておいた方がいい。

【1】店員に換金率を聞いても教えてくれない
客から換金率を聞かれた時に、店員がそれを教えてしまうと「換金してます」と言っているようなものなので、ちゃんと教育されているホールであれば、客から聞かれても「お答えできません」と答えるところがほとんど。
パチンコ店では三店方式という形式を取っている以上、ホールと景品交換所は無関係を装わなければならないのである。

【2】店員に景品交換所(換金する場所)を聞いても教えてくれない
ホールと景品交換所は無関係を装わなければならないので、景品交換所の場所を聞かれても教えることはできない。
この場合は「お答えできません」と答えるケースが多いが、「お答えできませんが、他のお客様はあちらの方角にお帰りになられています」といったように、交換所のある方角をそれとなく教えるホールも存在する。

【3】店員は換金という言葉を使わない
パチンコ店では、表向きは換金行為ができないことになっているので、“換金”ではなく“交換”という言葉を使う。
なので、換金率のことは交換率と言う。同様に換金所のことは景品交換所という。
ただし、最近では交換率や交換所といった言葉自体も、口にしないホールがほとんど。

目次に戻る

三店方式とは何か?

三店方式 図解
パチンコ店で遊技終了後に、景品カウンターにて換金できる形が、最も手っ取り早いのだが、パチンコ店は法律上ギャンブル場ではなく、遊技場となっているので、店舗の人間が直接換金に携わることができない。

その為、店舗と客の間に、景品交換所と景品業者をかませることによって、換金できる仕組みを作っているのが三店方式だ。

流れとしては、まず店舗が交換所に、一定の金を納入する。
そして、交換所は、客から特殊景品を渡された時に、その特殊景品の金額に応じて、納入された金の中から客に金を渡していく。

さらに、営業終了後には、最終的に余った金を店舗側に返却する。
そして、換金所の中にある特殊景品は景品業者が引き取り、翌日店舗側に納品されるという流れとなっている。

以上の三店方式によって、店舗が客に出玉と引き換えに交換しているのは、金ではなく特殊景品であり、換金していないということが成り立つ。

目次に戻る

換金率を調べる方法

前述したように、店員が換金率(交換率)を教えてくれないので、各パチンコ店の交換率は自力で調べなくてはならない。
その為、交換率を調べる為の方法をいくつか紹介していく。

【1】店員に特殊景品の交換枚数を聞いてみる
886s
例えば、交換率を聞いても店員は教えてくれないが、特殊景品の交換枚数を聞いた場合には教えてくれるケースもある。
特殊景品においては、下記のように、ほぼ例外なく3種類の構成となっている。

5000円の特殊景品⇒大特景と呼ぶ
1000円の特殊景品⇒中特景と呼ぶ
200円の特殊景品⇒小特景と呼ぶ

そして、中特景が1000円という金額となっているので、店員に
「中特景は20スロのメダル何枚で交換できますか?」
と質問して、50枚という言葉が返ってきたら、5.0枚交換(等価)
55枚という言葉が返ってきたら、5.5枚交換ということが分かる。

しかし、この場合に気をつけるべきことは「1000円の特殊景品」ではなく「中特景」といった言葉を使うことである。

繰り返しとなるが、換金を匂わせる会話が店側はできない状態となっているので
「1000円の特殊景品はメダル何枚で交換できますか?」
と聞いても「お答えできません」と対応されてしまうということである。

また「中特景」という言葉を使っても、教えてくれない店舗では、教えてくれないのでその場合は他の手段で調べるしかない。

【2】他の客に教えてもらう
機嫌の良さそうな客に換金率を聞いて調べるという手段も有効。
ただし、相手が換金率を知らないケースや、知っていても教えてくれない可能性もあるので、常連で気の良さそうな人を選んで聞いてみる形が良い。

【3】実際に交換して確かめてみる
例えば、スロットで1000円分のメダルを借りた後に、それをそのままジェットカウンターで計数し、交換することによって換金率を調べることは可能である。

例えば、20円スロットでメダル50枚を借り、その50枚を計数して、その後、カウンターにて中特景1枚を渡されたら、50枚が1000円となったので、5.0枚交換(等価交換)ということがわかる。

しかし、このやり方は、等価交換でなかった時に、金銭的に損してしまうというデメリットがあるので微妙である。

【4】ネットで検索する
「◯◯店 換金率」とインターネットで検索することによって、換金率が分かる場合もある。

ただし、その換金率自体が現地で調べないと分からないものなので、インターネットだけでは調べようがなく、その為、長らくネット上でパチンコ店の換金率を幅広くまとめているサイトが存在しなかった。

しかし、今年から私の方で運営している「みんパチ」なら、換金率の情報が幅広くまとめられているので、オススメである。
通常では、換金率の情報を集めることは難しいのだが、みんパチの独自システムによりそれが実現している。

2017y01m23d_214602740
みんパチ/全国パチンコ店・口コミ・換金率・旧イベント情報

目次に戻る

換金率が営業に及ぼす影響

パチンコ・スロット営業
パチンコ店の換金率とは、いうなれば、その店の営業方針をそのまま数値で表したものである。

単純に等価だと、出玉が出にくい営業調整にして
非等価だと、等価よりは、出やすい営業調整にする傾向がある。

そして、その営業調整に関しては基本的に損益分岐点という物が大きく関わってくる。

4円パチンコの損益分岐
交換玉数 損益分岐
25玉交換(等価交換) 10割
27.5玉交換 11割
28玉交換 11.2割
30玉交換 12割
33玉交換 13.2割
40玉交換 16割
20円スロットの損益分岐
交換枚数 損益分岐
5.0枚交換(等価交換) 10割
5.3枚交換 10.6割
5.5枚交換 11割
5.6枚交換 11.2割
6.0枚交換 12割
7.0枚交換 14割

損益分岐点とは、そこを超えると赤字になるというホールにとってのボーダーライン。
例えば、等価交換なら10割、パチンコで換金率2.5円なら16割、パチスロで7枚交換なら14割が損益分岐となる。

また、割数とは
営業割数=((売上玉-(アウト-セーフ))÷(売上玉)×10
という計算式で構成される。

つまり、4円パチンコが100台の店があったとして
その100台の平均データが

売上:40000円
アウト:10000玉
セーフ:8000玉
の場合には

{10000-(10000-11000)}÷10000×10=11
となり、割数は11割となる。

そして、11割営業ということは

店側にとっては
25玉交換(等価)なら赤字
27.5玉交換ならチャラ
28玉交換なら黒字
となる。

※補足
売上玉数⇒売上÷玉貸し料金で算出
アウト⇒打ち込んだ玉のこと
セーフ⇒払い出された玉のこと

売上玉数によって損益分岐が変化する

先程の数値では、27.5玉交換の場合には、11割を超えなければ赤字にはならないわけだが。
その割数の変化には売上が大きく関わっている。

例えば、先程の例でアウトとセーフが一緒でも、売上が半減するとどのような割数となるのだろうか?

売上:20000円
アウト:10000玉
セーフ:8000玉

この場合には・・

{5000-(10000-11000)}÷5000×10=12

以上のように割数は12となる。

そして、27.5玉交換の場合には損益分岐は11割なので、この場合は赤字営業となってしまう。

つまり、アウトとセーフが一緒でも、売上玉数によって割数は変わるということである。

その為、ホールにとっては売上が非常に重要な数値なのである。

目次に戻る

等価と非等価ではどちらがお得?

等価or非等価
さきほど書いたように、等価と非等価では割数が違うので、パチンコ・スロットの営業調整が変わってくる。

どちらもメリット・デメリットがあるのだが、一般客(素人)であれば基本的には等価のホールで打った方がいいだろう。

理由は、基本的にパチンコ店というものは
還元する日でないと、10割を超えないように営業調整しているので、何も考えないで適当な台を打つと負けるようにできているからである。

そのように考えた時に、いずれにせよ負けるのであれば、換金が有利な方がまだマシといえるだろう。

例えば、10回来店して、7回負けて3回勝ったとしよう。
その場合は、3回勝った時のリターンが大きい方が得なので、等価交換の方がいいということになる。

一方、非等価のホールでは、等価のホールよりも、割数を高めても赤字にならないので、その分、出玉を還元する営業がやりやすい。

しかし、一般客が非等価店の「還元する日」であったり「勝てる台」を探すことは非常に難しいので、一般客が非等価店に来店しても、非等価というデメリットのみが発生してしまう。

だから、一般客は等価のホールに行ったほうがいいのである。

逆に「還元する日」や「勝てる台」を探すことができるプロ・セミプロ層であれば、非等価店は等価店よりも還元する傾向があることは明らかなので、非等価店の方が向いているといえる。

もちろん、非等価でも出さないホールは出さないし、等価でも出すホールは出すので、あくまで傾向の話である。

夕方以降の来店では非等価店だと不利?

また、時間が限られた夕方以降の来店では、非等価だと不利な傾向にあるのは間違いない。

これにおいても、出る日や出る台をしっかりと見極めて打つのであれば、問題はないのだが、何も考えないで非等価店で打ってしまうと等価店よりも大きく負けてしまう。

例えば、5.5枚交換の20円スロットで、夕方からの来店で2万円を使ったとする。

その場合は、2万円なので1000枚分のメダルを借りているわけだが、そこから2万円を回収するには1100枚にメダルを増やさなければならない。

つまり、非等価ということは、メダルを増やさないと負けてしまうということなので、金を使えば使うほど、それを取り返す為の時間が必要となる。

その為、閉店時間に近ければ近いほど、非等価では不利であり、それならば現状維持でも負けない等価の方がまだマシなのである。

ちなみに、それに関しては多くの客が理解しており、その影響もあって
非等価のホールは夕方以降の集客が弱く
等価のホールは夕方以降の集客が強くなる傾向がある。

目次に戻る

“パチンコ・スロットの換金率・計算方法・換金所・仕組みなど徹底解説”のコメント一覧

  1. 市井無頼の徒 より:

    復習させていただきました。

    非等価、
    夕方からの稼働、
    加えて
    新基準機…
    勝てる要素が
    どれほど低いのか
    改めて認識しました。

    泣きぬれて 影ふみ歩む オケラ道(詠み人知らず)

    • アバター画像 クロロ より:

      新基準機はほんと勝てる気しませんね・・

      やはり、今後はAタイプとタイプですかね

  2. うき より:

    パチンコ屋が換金所に金を渡す?
    換金所がパチンコ屋に特殊景品を渡す?

    意義あり…
    景品業者はどうなったの?

    パチンコ屋と景品業者は別の筈ですが…

  3. 北の養分 より:

    これが実態的だと思いますが、景品交換所から景品問屋に金地金景品を還流させて無いのはマズイです。

    ホールが実質金景品の自家買いをしている事になりますねよw

    • アバター画像 クロロ より:

      詳しく書くと、閉店後に景品交換所で回収した特殊景品は、交換所側で景品問屋に還流させており、翌日そこから店舗に納品される感じです。

  4. しまぞう より:

    三点方式の解説までして下さり、頭が下がります。

    だいぶ昔、梅干し県の小さなスロ専で約900枚をジェットに流し終えた後、店員にレシート渡したら、店員がカウンター越しに現金を渡してくれてビックリしましたw
    自家買い行為そのものが初体験だったせいもあって、差し出した私の手が震えてましたねw

    それと、話し変わりますが、お問い合わせ欄から質問投稿致しました。
    お時間の余裕が出来た時で結構ですので、是非ご一読下さい。

    • アバター画像 クロロ より:

      稀にそういうホールの話聞いたことありますw

      メッセージの件はかしこまりました。

  5. とーく より:

    47枚貸しは、等価で21.6円とされてますが、約21.3円の間違いですよね?

    • アバター画像 クロロ より:

      ちょっと確認します。

      ご覧の通り合計8000文字くらいの当ブログ史上最高の、量の膨大さなので、表記がおかしいところがけっこうありそうです。
      教えてくれてありがとうございます。

      また何かあれば教えてください。

  6. マテリア より:

    2パチは1000円で500玉じゃないですか?

  7. まど☆マギ大好き より:

    クロロさん…あっちのブログも更新してぇぇ!!!!
    ご多忙かとは思いますがよろしくお願いします!(切実

    • アバター画像 クロロ より:

      マメに更新していますよ

      更新が滞ることは、多分ないと思うので、今後ともご期待ください!

  8. カズ より:

    友人で47枚貸しの50枚交換を等価と言ってる人がいますが説明するのが面倒なんでそのまま放置してます。今度このコラム見せてみようかと思いました。でも多分その店舗が47枚貸しなのを把握してなく500枚で一万円になるからそう言ってる気がしますね。一般のファンはその辺あまり気にしてないのかなと思います。

    • アバター画像 クロロ より:

      たしかにそれって間違えやすいポイントですよね。

      遊びうちしている一般ユーザーは気づいていないパターンが多いでしょうね。

      • カズ より:

        勘違いにしても怖いですよね。当然ハイエナするときのボーダーラインも変わってくるので何も知らないで等価ボーダーで立ち回り結果が出ないってこともあるわけで。まぁそういう立ち回りする人はしっかり理解してるかと思いますが…

  9. ゴンザレス より:

    いかん。オチを探してしまった・・・。

  10. 鈴木 より:

    この内容見ると作るの大変だったのでは?w

    今週、近所のガーデンに並ばせ屋山本が来るのですが、クロロ店長、一言お願いします。

  11. アリサに罵られたい より:

    昔は45玉ラッキーナンバー制の店でジグマしてました。
    午前中に当てると無制限になるので、朝から行けばラッキーナンバーの釘を無制限でぶん回せるという天国のようなシステムでした。
    駅前店だったので午後になると養分サラリーマンで稼働が5割、夕方以降は7割くらい。
    なので自分が多少抜いたところで屁でもなかったのだと思います。
    良い時代でした…

    • アバター画像 クロロ より:

      すごい時代ですね。

      当時のパチプロの話を聞きたいですね。
      4号機ストック機の時代よりも美味しかったのかな

コメントを残す

画像を追加する