パチンコ店の駐車場で起こった車内放置の事件
毎年7月を超えたあたりから、車内放置の話題が業界では取り沙汰されるが、その件について書いていこうと思う。
全国のパチ屋の車内放置における事件の件数
引用:http://www.syanaihochi.com/
ちなみに、全日遊連調べでは上記のような件数となっている。
過去5~6年間で死亡事故は3件。
未然防止は152件となっている。
このような事件を未然に防ぐ為にも、警備員の巡回は重要だ。
また、警備員を雇っていない小型~中型店のホールにおいては、従業員が定期的に駐車場をチェックするようにしているところがほとんどである。
実は、5年ほど前の話なのだが、私自身が子供の置き去りを発見したことがある。
その時は、立体駐車場内だったのだが、たまたま駐車場をチェックしていたときに、ある軽自動車内に2歳くらいの子供が乗っていたのである。
その時は、秋の時期で過ごしやすい気温だったのだが、流石に車内放置はヤバいと思い、急いで店内マイクで車の持ち主を呼び出したということがあったのだが、持ち主は現れなかった。
仕方ないので、駐車場カメラで持ち主を特定したところ、そいつは・・
牙狼ファイナル打ってました。
その後、私は速攻でその客に声を掛けてすぐにお引き取りいただいた。
ちなみに、出禁にしてやろうかと思ったのだが、平謝りしてきたんでそこまではしなかった。
とまあ、このレベルの話であれば、おそらくこのブログを読んでいる業界関係者の皆さんも対応した経験があると思うのだが、今回はそれを救出する為に車の窓ガラスを割った主任がいるんで、その例を書いてみようと思う。
パチンコ店の駐車場で起こった事件
クラピカ主任は真面目で温厚な人間だった。
仕事ぶりも真面目であり、その結果入社2年で主任へと昇進した。
そして、これはある夏の日の営業の話である。
「今の暑い時期は駐車場もしっかりチェックしないとな。
車内放置があったら大変だし、警備員さんに任せっきりにせずに自分でもチェックしないと」
クラピカはいつもの日課として1時間に1回は駐車場内を一周することを心掛けていたのだが、その時に目を疑うものを見てしまったのである。
「こ・・これは・・・・!」
巴マミの平凡な日常が車内に乗っていたのである。
「ヤバいマミを見た瞬間に過度な反応をしてしまう・・。
それにしても、この本の持ち主とは恐ろしく気が合いそうだ」
その後も巡回を続けると、再び目を疑う光景を車内で発見する
車内放置である
クラピカ主任は血相が変わった。
「これはヤバい。一刻も早く救出しないと脱水症状を起こすかもしれない」
クラピカ主任は、事務所にハンマーを取りに駆けつけた、その後車のガラスをぶち破ったのである。
ドゥルルルッルル~~!
バコーーーーーーン!
その後、赤ん坊を車内から救出し、冷房の効いた事務所内に移動させ、クラピカは車の持ち主を店内マイクで呼び出したのである。
数分後、車の持ち主と名乗る若い夫婦が現れると、クラピカはその2人に説教したあげく出禁対応とした。
しかし、その後とんでもないことを言われたのである。
「窓ガラス代、弁償してくれよ」
「何だと・・・」
以上の出来事を本社に報告すると、窓ガラス代を弁償しその客を出禁にすることとなった。
もちろん、クラピカのその行動自体はなんら非難されるべきものではないので、それで彼がペナルティを受けるということはなく、むしろ表彰を受けたのであった。
以上のことは実際に系列店で起こった出来事だが、赤ん坊を車内から救出するために窓ガラスを割った時に、その弁償代を要求されることに違和感を憶えたので記事に書いてみた。
皆さんはどう思います?