アイランド系列の顔認証システムについて感じたこと
先日、みんパチで気になった投稿があったんで、記事に書いてみます。
みんパチ アイランド筑西店(茨城県筑西市)の投稿
※アイランド筑西店/みんパチより
※今回記事に取り上げさせていただいたゴブリンスレイヤーさんとオレンジジュースさんにはボーナスポイントとして読者ポイントを20ptを差し上げます
まあ、話をまとめると
顔認証システムを導入したことによって、引き子を使った軍団を察知し、出禁対応したというわけだ。
(なお、これっていうのは筑西店だけでなく本家のアイランド秋葉原店でも、よく見られる対応らしい)
特に、イベント日に1000人クラスが並ぶというレイトギャップ(東京都大田区)などでも整理券の売買が話題になってるが、こちらのホールでは200番内を引いた客の手の甲にブラックライトインクを押すことによって入店時に本人確認をしているとのこと。
こちらは顔認証システムほどではないが、一定の効果は出ているものと思われる。
顔認証システム
顔認証については3年前に記事を書いたが、元々はマーケティングのリサーチシステムとして導入していたパチンコ店が多かった。
しかし、最近では抽選時の引き子対策に使っているホールが多く、この場合においても100万以上の高額な資金が必要になると思われる(あとで見積もり出してみます)。
つまり、アイランド筑西店はそれほどの設備投資をして対策しようとしたわけだから
そりゃあ不正した客がいたら迷わず出禁にするわなw
なぜ出禁対応はスムーズにいかないのか?
これは営業する側の人間であればわかると思うが「出禁」って簡単にできるものではなく、出禁するのにはある程度の勇気が必要だったりする。
っていうのも「出禁」にするからには
客側にも納得のいくように出禁対応をしないと逆恨みされる危険もあるわけだし、そもそも一人の客を失うことになるんでできれば出禁にはしたくないのである。
そして、これが最も出禁が成立しにくい原因なのだが
出禁の決裁をするのは、店内の最高権力者である店長ということが挙げられる。
例えば、ある輩が店内ルールを破ったり、店員に嫌がらせをしたとして、それに直面した店員がそれを店長に報告したとしても、余程のことがないと出禁対応とならない。
つまり、店長はあくまで報告を受けただけであり、現場でその事件に直面したわけではないので
「出禁にするほどではなくね?」
「次やったら出禁でいいだろ」
「様子を見よう」
となるわけである。
そして、それから一ヶ月後にまたその輩が店内ルールを破ったとして
「今度こそ出禁にしますか?」と報告すると
「出禁にするほどではなくね?」
「次やったら出禁でいいだろ」
「様子を見よう」
と同じ言葉が返ってくるだけで、挙句の果てには
「お前らスタッフがちゃんと管理してねえからそういうことになるんだ!」
「客を教育するのも、ホール管理の一環だぞ」
なんてことを言ったりするわけである。
で、それによって輩は延々と店内ルールを破り続けることによってホールは荒れ果て、店員は嫌がらせを受け続けるという構図となる。
まあ、話はズレてしまったが、それだけ出禁っていうのは簡単にはしないものなのだ。
具体的に「客に殴られた」「明らかにセクハラされた」という確固たる出来事がない限りは出禁になることはなく
「胸ぐらをつかまれた」「尻に手を触れられた」という程度では、まず出禁にならないのだ。
ちなみに、以前店内で沖ドキの天国を10スルーして大負けした客が、いきなり班長に殴り掛かった時に(実際に1~2発殴られた)、そこにいた店長が念書を書かせて出禁にしたんだけど、数日後にそこのエリア長が「今の時期に客を一人失うのは苦しい。出禁解除してやれ」という指示を送り、出禁した客に連絡して出禁を解除したというとんでもないことがあった。
そのように、立場が上になるほど現場感が失われて金しか見えなくなるので、私のように部下を大事にする素晴らしい人格者の善良なエリア長でない限りは従業員や他の客がどれだけ迷惑を被っても簡単には出禁にしたくないという考えが生まれてしまうというわけである。
設備投資は決意の表れ
以上のように、出禁ってこれだけ簡単なことではないのだが
流石に100万以上掛けて顔認証システムを導入したからには、不正を発見した際には躊躇なく出禁にするんだなw
とアイランド筑西店の投稿を読んで思ったわけである。
まあ、顔認証システムの導入自体が、ホール側の決意表明といえよう。
そのシステムによって、不正がバレるというだけでなく、それを導入すること自体が
「これだけ金を掛けてるわけだがら、バレたら必ず出禁にしてやるからな!」
という決意の表れなのである。
そういう意味でも、顔認証システムを導入したホールで不正をやるのは得策ではないといえよう。