海物語の要注意人物の話【後編】
先日のブログの続きです。
海物語の要注意人物が暴力事件を起こし、出入り禁止にしたがその二ヶ月後に来店してしまったところからの話です。
一度、出入り禁止にした人物が再び店内に来店したということで、上司のマネージャーBがその人物に対して入店お断りの話をしたのですが「もう台は叩かないからやらせてくれ」と言われ、なんと出入り禁止を解除してしまったのです。
ただし「次に台を叩くようなことがあればそのときは出入り禁止とします」といった条件付きです。
私はこの甘い対応に関して大きな懸念を感じました。
マネージャーAや私自身も殴られるなど被害に遭っている、しかもそういった仮定を踏んでどうにか出入り禁止にした人物をあっさり入店させてしまったのです。
ちなみに店の最高責任者である店長もそれは容認しました。
それはそうでしょう。店長は現場のそういった細かい状況(デメリット)はわからないし客が一人でも増えるのであればそちらのほうが嬉しいですからね。
その人物に関しては初めの1ヶ月くらいは大人しく遊技していたのですが、ある日再び激しくガラスを叩き始めました。
私はたまたまその現場に出くわし声を掛けました。
「すみません。今、台を叩かれましたよね?申し訳ありませんが出入り禁止となります」
人物は無視して遊技していましたが繰り返し声を掛けると立ち上がって「なんだテメエ!」と怒鳴り散らし、椅子を蹴り上げました。このように血気盛んな普通じゃない人間と至近距離で話しているのはかなり危険が伴います。足もガクガク震えていました。
至近距離だけに防御ができないので、いきなり殴られても防げないわけです。
まあ、少林寺拳法の経験がありますのでその構えをしながら話をするのであれば少しは安心ですが、そういうわけにもいかないですからね。
海物語コーナーの島内でこのような出来事が起こり、マネージャーBが駆けつけました。
その後は、私とマネージャーBとその人物の3人でエントランスに移動、再びすったもんだが始まりました。
マネージャーBには「クロロさん。ここは私が対応しますので大丈夫です」と言われました。
人物からも「オメエはもういいから向こうへ行け!」と言われました。
仕方がないので私は事務所に移動し「自分自身はかなり嫌な目に遭ったが、約束を破ったのでこれでまた出入り禁止にできる。他の客のことを考えてもスタッフのことを考えてもこれで良かった」と消化しました。
その後、マネージャーBはその人物との対応を終え事務所に戻りました。
事務所ではマネージャーBと店長の二人でミーティングが行われ、それが終わったあとに私が呼び出されました。
そして、店長から言われたのは以下のような言葉でした。
「あの人物に関しては今回の件では出入り禁止にしない。クロロの対応にも問題があった」