パチスロ旧基準機が2019年1月31日に15%以下に減台へ
先日、某メーカー幹部と飲んできたのだが、その時の話を書いてみます。
ちなみに、その幹部との過去記事は以下の物となりますんで、全部ヤバいほど面白いからぜひ読んでみてください。
和食屋 朧 にて打ち合わせ
その日は、以前飲んだメーカー幹部と新台の商談の予定だった。
実は、来年2018年12月に発売予定となっている
「パチスロドラゴンボール-第23回 天下一武道館編」
をどうにか先行導入で200台ほど回してもらえないかという話をしたのである。
なお、当機種に関しては、初回限定版はチャパ王パネルで発売されることになっていたので、クロロ店長はどうしても初回限定版にて200台を確保したかったのである。
ちなみに、パネルに関しては
初回限定盤は「チャパ王パネル」
通常盤は「悟空パネル」
そして、追加受注の際には「ビーデルパネル」での販売が予定されていたのだが、クロロエリア長は「買うのであればチャパ王パネルしかないであろう!」 とうことを営業会議で力説したわけなのである。
なお、パチスロドラゴンボールに関しては以下のリンクの記事に詳しく書いてあります。
純増4.0枚の爆裂スペックですね~。
チャパ王パネル200台 交渉成立!
「わかりました。
それでは、6号機の超目玉となっているパチスロドラゴンボールのチャパ王パネルを200台、貴社に優先的に納品とさせていただきます」
「ありがとうございます」
メーカー幹部との交渉は呆気なく成立した。
通常であれば、パチスロドラゴンボールは6号機新台の目玉であった為に、それを大量導入することは困難だった。
その為、メーカー側はドラゴンボールの導入希望台数と同じ台数を、以下の機種リストから買わないと売らないという強気の姿勢を見せてきたのである。
パチスロ 蹴撃手マモル
パチスロ 竜王 渡辺明
パチスロ 乳吸うステーション
ご覧の通り、上記3機種はコンテンツがゴミであり、どれもクソ台であることが予測されたので、ドラゴンボールを200台買うのであれば上記の機種も同様に合計200台買わないと売ってもらえないという条件は、資金に余裕のない一般のパチンコ法人にとっては厄介なものだった。
しかし、その状況を打開したのがクロロエリア長の“裏の策”だったのである。
「いやいや・・。
それにしても、この画像を貰っても本当に良いのですか?」
「ああ・・構いませんよ。
どんぞ、自宅に帰ったら心ゆくまでお楽しみください」
実は、クロロエリア長は自らが管轄しているパチンコホールに隠しカメラを設置しており、そこで撮影した女性スタッフの画像をプリントアウトして、今回の営業マンに渡したのだった!
ぶっちゃけ、全国ほぼすべてのパチンコ店に設置してある「店長カメラ」はその名の通り店長一人で楽しむ為のものなのだが、クロロエリア長は今回の営業マンが以前から、そのホールで夕方から遅番出勤で働いているアルバイト女子大生をえらく気に入っているのを見抜いていたのである。
なぜかその子が出勤するタイミングにふらっとやってきて、牙狼を養分打ち。
そして、遊技をやめる際には、その子が近くを通りかかったタイミングで呼び出しボタンを押して玉を流してもらい、ジェットカウンターでは終始デレついた顔で会話している様子から、このスタッフに惚れ込んでいたということを見抜いていたのである。
その為、クロロエリア長は伝家の宝刀「店長カメラ」を駆使して、そのスタッフを撮影し画像集を作成したというわけなのである。
※ちなみに“店長カメラ”の詳細に関しては、
「パチンコ店の実態 店長愛用の隠しカメラで大興奮!」
で検索すればヒットしますんで、ぜひ検索してご覧ください。
「イワナの煮物をお持ちしました」
そうこう話していると、個室の襖を開けて従業員の女が部屋に入った。
ご覧の通り、ヤバいほど可愛い店員だったのだが、実はこの女が現在商談している営業マンとデキているのは、以前書いた「パチンコ業界が今後存続する為に最もやるべきこと」に書いた通りである。
実に羨ましい話だ。
「商談はここまでにして食事にしましょうか。
ささっ、冷めないうちにお食べくだされ」
「ありがとうございます。
ここのイワナの煮物は絶品ですね」
終始、和やかなムードで会話が進み、酒を酌み交わすこととなった。
そりゃあ、クロロエリア長は「チャパ王パネル」を200台確保することに成功し、
一方の営業マンは「女子大生アルバイト店員の秘密の画像」をゲットすることができたので、お互いに上機嫌になるだろう。
その後、数十分ほど他愛のない会話をしていると、そこからパチンコ業界の話へと話題が移った。
パチンコ業界におけるメーカーの目論見
「それにしてもあれですね。
昨年末以降、旧基準機が30%以下しか設置できなくなりましたが、それにもユーザーが慣れてきてどうにかホールは営業できています。
順風満帆とはいえませんが、稼働をそこまで下げずにどうにかやっていけそうです」
「ほほう。
それはけっこうなことですなあ」
「はい。
業界は下火と言われていますが、雑誌およびWEB媒体におけるイベントは現在ピークともいえる盛況ぶりを見せています。
新台はクソでも、雑誌イベントと特定日のあわせ技で集客することは容易にできるのです」
「ほ・ほう。
それはけっこうなことですなあ」
「新台はクソ」という発言に、某メーカーの営業マンの顔はだいぶこわばったのだが、酒に酔っていたクロロはそれに気づかずに、なおも空気を読まないとも取れる発言を展開した。
「5.9号機の内規である現在では、新台がまったく売れていないようじゃあないですか。
そして、4月もパチスロは合計6タイトルしか新台が登場しないですよね?こりゃあヤバくないですかぁ?ちゃんとお給料がもらえるんですかねメーカーの方々はw」
「・・・・・・・・・・・」
営業マンは返す言葉がなかった。
その後も、クロロは流暢に喋り続ける。
「新台を買わなくなってから、以前よりも圧倒的に設定が使えるようになりました。
以前はバジ絆の全台系イベントではオール2で営業していたのですが、現在は4を数台おり混ぜるようになっています。結果として稼働もアップしてきました。まったく動かない新台を買うよりもよっぽどいいです」
「・・・・・・・・・・・」
「私としては、このまま5.9号機の時代が続いて新台が市場に出回らないことを望みます。
機械代が掛からなければ、玉が出せるからユーザーが喜ぶ、ユーザーが喜ぶから稼働が上がり我々の給料もあがる。
今までは、700台規模のホールで月間3000万もの機械代が掛かっていたのですが、それがなくなったことは大きい。
まったくメーカーに機械代で月間3000万も払うなんていかに愚かなことかってことがわかります」
クロロエリア長は一息ついて、その後とんでもないことを発言した。
「私はこのブログを通じて全国のパチンコ店に新台を買って新装開店することはやめようと訴え掛けます」
「なに!?」
「あなたもご存知の通り、このブログは全国のパチンコ業界人がご覧になっています。
マルハンの社長やDステの社長。さらには、アミューズの岩谷専務やスロットステージアネックスの丸上部長も見てるはずです。
私は、このブログを通じて全国の業界人に訴えます。
“今後一切新台を買うな!!”
“機械代を0にして、ユーザーに還元せよ!”
“ホールとユーザーを食い物にするメーカーを潰せ!!”
以上のようなことを訴えかければ、全国のパチ屋がメーカーから一切機械を買わなくなるだろうと思っています」
クロロは酒に酔った勢いで、某メーカーの営業マンに対して爆弾を投下したのである。
新台を売っている営業マンに対して、この発言は流石にヤバい。
しかし、どうしたものだろうか?
某メーカーの営業マンは俯きながら、徐々に身震いしているようだった。
すると、次の瞬間!!
スパーーーーーン!
「フハハハハハハハハハ。
クロロさん。それは心配無用です」
メーカー幹部の殺気立つ表情に圧倒され、私の血は凍りついた。
私は、身を震わせながら答える。
「え!?それはどういうことなのですか?」
「全国のホールで一致団結して新台を買わなくする?
そんなことをしようものなら、こちらにも次の手がありますよ」
「え!?それはどういうことなのですか?」
「旧基準機の設置比率を、現状よりもさらに下げることによって、いやでも新台を買わせて差し上げますよ」
「何だって!?」
「現状では、旧基準機の設置比率をスロット全台に対して30%の台数に抑えろという規定ですが、それを2019年1月31日以降は15%以下へとさらに減台させてあげましょうぞ」
「何ぃ!?」
メーカー幹部は一息ついて話す。
「そして、その後のスケジュールとしては、2020年1月31日に5%以下。
2021年1月31日には0%といったように旧基準機を全撤去とさせていただきましょうぞ」
「そんなバカなっ!?」
高射幸性回胴式遊技機が15%以下に減台へ
高射幸性回胴式遊技機 設置比率の今後の移行 | |
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時期 | 設置比率 |
2016年12月1日 | 50%以下 |
2017年12月1日 | 30%以下 |
2019年1月31日 | 15%以下 |
2020年1月31日 | 5%以下 |
2021年1月31日 | 0% |
そう。上記の話はマジだった。
それは先日の3月14日。全日遊連の輩どもがリッツ・カールトンホテルの大広間にて全国理事会を開催したらしいのだが、度重なる行政からのプレッシャーに対して、どうにかパチ屋の旧基準機を全撤去させていく流れにさせていかねばならないという話し合いをしたわけである。
んで、その結果として「平成31年1月31日までに設置台数の15%以下、平成32年1月31日までに5%以下、平成33年1月31日までに0%とする」という案を発表し、4月24日に開催する次回の理事会で議題に上げる予定となったのである。
個人的にはこの案が通ってしまうと、現在の旧基準機の売上が1/2になってしまうんで、勘弁してくれって話なのだが、まあ某営業マンとクロロエリア長のその後の会話を見てみよう。
某営業マン VS クロロエリア長
「貴様ぁ!!来年には旧基準機設置比率を15%以下にするだと?
寝ぼけたこと抜かしてるんじゃねえ!
そのタイミングでは旧基準機30%とAタイプ40%。そして、使える5.5号機と6号機をミックスさせる形で30%設置する営業プランを練ってたんだ!
余計なことをするんじゃねえ!」
「そんなことを言っても無駄です。
各メーカーからカンパした金を警視庁の有力者に上納すれば彼奴らはさらに規制を強めてくれます。
そこから、全日遊連にプレッシャーを掛けることによって旧基準機を撤去させるように動いてくれれば、撤去台の代わりに導入する新台が必要になります。私たちはウハウハですよ」
「むむむむ・・」
以上のやり取りから、一触即発の事態となった。
すなわち、ついに堪忍袋の緒が切れたのである。
「貴様っ・・!」
「ふん。掛かってこい・・」
「ぐふぅっ!」
勝負あったか?
すると次の瞬間!!
「弦之介さまーっ!」
完