クロロ店長完全プロデュースのスロット専門店が6月末にオープン!
「こらっ!ゴトー!」
「なっ!?いきなりどうされましたクロロエリア長」
クロロエリア長は店長のゴトーに向かって怒号を発した。
「どうもこうもあるか!
新店の面接が始まったようじゃないか。
なんで私を呼んでくれなかったんだ!」
スロット専門店が6月26日にグランドオープン!
そう、クロロエリア長の法人では、社運を掛けた新店のオープンが6月末に控えていた。
その名も「SLOT ZONE キメラアント」。
なんと設置台数わずか41台のスロット専門店である。
ちなみに、機種ラインナップは以下の通り。
エントランスから入ると左側にメイン機種のまどマギコーナーが広がっており、それ以外はすべて萌えスロバラエティとなっている。
なお、黄色の箇所にはまどマギのフィギュアが飾ってある。
▽悪魔ほむら
アニプレックス 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語 悪魔ほむら~叛逆の物語~ 1/8スケール
▽バスタオルマミ
WF2015冬 ワンフェス2015冬 ワンダーフェスティバル2015冬 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語 巴マミ バスタオルver. ワンフェス限定版
SLOT ZONE キメラアントのコンセプト
何を隠そう「SLOT ZONE キメラアント」はクロロエリア長完全プロデュースのスロット専門店であった(ちなみに、店長に抜擢されたのゴトー)。
何だかんだいって、クロロエリア長の営業手腕は凄まじいまでに優秀だった為に、会社の業績は右肩上がりとなり新店の立ち上げを任されたというわけなのである。
そして、当ホールのコンセプトは昨今のスロット専門店の大型化に対するアンチテーゼであった。
そのため、設置台数41台というありえないまでの少設置台数でオープンしたというわけである。
「スロ専とは本来、キャバクラをイメージした小型店であるべきなんだ」
そう。
以上のことをクロロエリア長は常日頃から力説していた。
クロロエリア長に言わせてみれば、昨今の500台クラスの大型スロット専門店はすべて邪道であるとのことだった。
「スロ専なんてお姉ちゃんがパンツ見せてりゃそれでいいんだよ!」
そう。
以上のようなことを考えていた為に、スタッフの人選においては人一倍重要視していたのだが、肝心の面接にクロロエリア長が携わることができなかったので、それが理由で冒頭の内容にあるようにゴトーを叱りつけたのである。
要はアレだ。
女性アルバイトスタッフしか求人を掛けなかったので、その面接をクロロエリア長自らがやりたかったというわけなのである。
「申し分ありませなんだ。
クロロエリア長」
「ったく!しょ~がねえ奴だなテメエはよう。
とりあえず履歴書を見せてみろ」
女性アルバイトスタッフの面接に呼ばれなかったクロロエリア長は、極めて不機嫌な様子だった。
しかし、その後、気を取り直して履歴書を見せてもうことにしたのである。
スロ専といえば女性スタッフの存在が重要だ。
クロロエリアはスロ専のグランドオープンを性交させる為に、国内ナンバー1のスロット専門店「クラブイーグル南7条店」を視察してきたのである。
今回のプロジェクトが性交すれば、営業部長への昇進もあるかもしれない。
それだけに今回のプロジェクトにはエロパチ.comの次に力を入れて必死に取り組んでいたのである。
ゴトーは面接にきた女の子の履歴書を探している最中にクロロに質問した。
「それにしてもクロロエリア長。
今回グランドオープンするSLOT ZONE キメラアントにおいては、スロットの台数がわずか41台となっているのにも関わらず、月間ノルマを2400万に設定しておりまする。
そうなると1日80万、つまりは台粗2万円の利益を取り続けなければなりませぬ。
これは不可能だと思われますが・・」
ゴトーの発言も最もである。
おそらくこの機種ラインナップでは、台粗5000円レベルが限界だと思われるのに、その4倍の利益を取り続けるなんて不可能。
クロロエリア長はいったい何をとち狂っているんだって話である。
それに対してクロロエリア長は不敵な笑みを浮かべながら返答した。
「ふふふ・・そう思うわな。
だが、それが大丈夫なんだ」
この図面を見てみろ。
するとその図面には、とんでもないモノが書いてあった!
こ・・これは!?