パチンコ店のボッタクリ店あるある!!|特徴や傾向など
私のように長らくパチンコ店の幹部として様々なホールの営業を見ていると、真のボッタクリ店とはどのようなものであるのか?ということを痛感する瞬間があるのだが、今回はそれらの経験を元に「ボッタクリ店あるある」をまとめてみました。
パチンコ店のボッタクリ店あるある~ううぅ
アイム系では使っても5
アイムジャグラーにおいては、設定5と6のヒット回数がほぼ一緒なので、どちらの設定を使ってもデータカウンター上での見栄えは一緒となる。
・・となった時に6を使う理由はほとんどない。
なぜなら、ジャグラーは視覚的な出玉よりも、データカウンターのヒット回数を見て客は出ているかどうかを判断するので、無理して6を使ってもヒット回数は変わらないのである。
一方、6を使った時のメリットとしてはブドウ確率が飛躍的にアップするので、それをカウントしている専業が喜ぶという程度のものでしかない。
・・となると6を使う必要性は極めて低い。
だから、ボッタ店であればアイムジャグラーに6を使うことは絶対にない。
使っても5というのが現実的なのである。
ジャグラーでよく4を使う
前日したケースの発展形であり、さらにタチが悪いのが「ジャグラーで4を使うホール」である。
ジャグラーの高設定挙動はバケのヒット回数であるので、高設定挙動を醸し出したければ5を使うのが効果的だ。
しかし、その際に5を使わずに4を使う(オール4などで営業する)ホールも時折存在する。
4を使う理由としては、ジジババへの配慮である。
ジジババはバケに偏っている台は「出ない台」と判断するので、5を使ってバケ寄りの台が多く存在してしまうとそれらの客層へのイメージが悪いので、イベント日には4を使うということなのである。
そして、オール4で営業してしまえばジジババ層は通常よりも遊べて、なおかつビッグ寄りのヒット回数となるので、島全体のイメージも良くなる。
ただ、その一方でジャグラーのことを分かっている若い連中は寄り付かなくなるというデメリットも存在するのだが、そういう配分で営業するホールはそんな奴らのことはこれっぽっちも考えていないので若い連中のことはどうでもよい存在だと思っている。
やたらと沖ドキを推している
沖ドキを推しているホールはだいたい大手かボッタクリ店。
例えばイベント日などに沖ドキを打ってくれみたいな感じで、やたらとオススメしてくるホールがあるけど、あんな危ねえ台をユーザーに打たせようと考えている時点でタチが悪い。
そりゃあ、沖ドキほど台売がつく台は他にないんで、沖ドキを激推しして客を付けたい気持ちは分からないでもない。
しかし、ユーザーとしてはイベント日の設定狙いで沖ドキなんて危ねえ機械は打ちたくないのに、そこをオススメするもんだから困ったものである。
ちなみに、危ないとはどういう意味で危ないのかというと、1日打っても設定が分からないということである。
それと比べれば、コイン持ちが悪いとか波が荒いとかそんなことは取るに足らない話であり、設定推測が不可能という点が最も怖いのである。
~関連記事~
沖ドキの設定判別が絶望的なまでに難しい理由
絆に4を入れて他はオール低設定
最近は、前ほど絆一辺倒の営業ではなくなってきたんであれなんだが、以前であればバジリスク絆にだけ設定を入れて残りは全部低設定なんて営業もかなり多かった。
それは基本的に「イベント日に注目される機種にだけ高設定を入れておけば文句はあるまい」という、営業する側の思惑だったわけだが、酷いところだとその絆でさえも、最高で4しかなかったりするホールも珍しくない。
私の記憶に残っているホールで一番酷かったのは、絆が20台あって4が2台で残りは2という内容でイベントを謳っているホールがあった(いちおうその店は等価ね)。
イベント日にやけにヘソゲージが開いている
ヘソゲージが開いているのであれば「優良店じゃん」と思うかもしれないが、極端に空いている場合は注意が必要。
その理由は、寄りやスルー、またはアタッカー付近の調整が激辛になっている場合が多い。
基本的に通常営業とイベント日においては、ヘソのみを調整する場合がほとんどであり、イベント日だからといって寄りやスルーを調整することはない。
つまり、極端にヘソが開いている台はそれだけ他の部分がシメされているということなのだが、恐ろしいのはイベント日翌日にはその状態をキープしたままヘソ釘だけをシメてしまうということである。
そうなってくると通常営業の釘状況は、もはや壊滅的なものとなってくる。
逆にイベント日などに、それほどヘソを開けてないのにしっかり回る台は、通常営業でもそこそこ遊べる調整であるということなのである。
新台をバンバン買っている
昨今の雑誌イベントで、なぜこれほどまでに設定が入るようになったのかというと、ホール側が新台を買っていないからである。
例えば新装開店で20台の新台が入ったら、約800万円の機械代が掛かる。
そして、それが月間80台となると3200万となる。
しかし、現在では毎週10~20台も買うケースは少なく、スロットにおいては週に1~2台というレベルである。
そうなると今まで機械代に数千万円掛けていた金が浮くので、その経費を雑誌イベントや出玉に使うことができる。
つまり、金の出どころが遊技台メーカーからイベント会社や客にシフトしているのが今の現状である。
なので、その時代の流れに逆行して新台を買いまくっているホールは出玉で還元することはできず、その負担はユーザーへと重くのしかかる。
逆に「ジャグラーやハナハナの新台は一切買いません、うちのメイン機種は未だにマイジャグ2とニューキングハナハナです」なんてホールでは機械代を掛けていないので、利益設定を低くして営業することができる。
(ただ、ここが難しいところだが、古い台しかなくて稼働が上がらないと利益が取れないので、結果として利益設定が高くなってしまうケースもかなり多い)
店員が可愛い
「店員が可愛いホールは出ない」というのは、この業界ではもはや常識となっている。
ただ、それを論理的に説明するとなると、
①可愛い店員を集める為に求人の経費を掛ける
(とにかくより多くの人に面接にきてもらう、数打ちゃあたる作戦)
②可愛い店員を集める為に時給を高く設定する
(コンパニオンガール並の時給設定)
以上の2点を実行することによって人件費がかさんでしまった結果、営業がキツくなるということになるのだろう。
ただ、それでも新台の経費と比較すると、取るに足らない金額なので台の調整にはそれほど影響はないと思われるが・・。
~関連記事~
女性店員が可愛いパチンコ店は出ない?
ドル箱の底上げがハンパない
高設定を入れないクセに、ドル箱の底上げや、別積みに全神経を集約させるボッタクリ店は往々にして存在している。
ちなみに、パチンコの出玉を中央通路に移動させる行為をこの業界では“中出し”と呼んでいる
~関連記事~
射幸心を煽られるパチンコ店の過剰な出玉ディスプレイ
衝撃のパチンコ業界用語「中出し」とは!?
▽メガガーデン所沢店のえげつないほどのオリジナル底上げドル箱(でもガーデンの店内の雰囲気はマジで好き)
【パチンコ店経営学】出玉感の演出についてより
サイトセブンなどで特定のデータだけ見れなくなっている
データ公開していないホールもあれだけど、それよりもムカつくのは、データ公開していても「前日の最終ゲーム数」であったり「スランプグラフ」などを見ようと思ってそこをクリックしたら、そういうところだけ見れなくなっているケース。
これに関しては、データカウンターの仕様上表示されていないというケースもあるのだが、そうでないのであればユーザーは引いてしまいますわな。
稼働マジックでぶっこ抜いている
ボッタクリ店の基本概念として、繁盛店であることがあげられる。
例えば、過疎店に関してはボッタクリ店とはいえない。
なぜなら、過疎ってる時点でボッタクることさえもままならないからである。
「あのホールはボッタクリ店だ!いつも客がいないからね」
なんていうバジキッズがたまに存在するが、その言葉は矛盾している。
客がいない時点で、ボッタクれるわけがない。
過疎店においてはギリギリのラインで営業しているので、実はあまり儲かっていない。
例えば、客がいなくてアウトが低い分、玉利が高くなってしまった結果として調整がキツくなるという意味ではボッタクリ店なのだが、過疎店である以上台粗そのものは高くはならないので、結果として儲かっていない=ボッタクリ店ではないのだ。
では、儲かっている店舗はどういうところなのかというとそれは繁盛店である。
そして、繁盛店が稼働マジックを駆使した時の粗利は本当に凄い。
それこそまさにKOB(キング・オブ・ボッタクリ)というに相応しい営業であり、ユーザーのパチンコ離れに直結する最も忌むべき行為であるといえよう。
※稼働マジックとは?
実際は台粗10000円レベルの極悪営業をしているのだが、全体稼働が高いことが影響して出玉感が演出できている結果、実際はかなりキツイ営業であるのにホール内の出玉感は良好と思えてしまう現象
全6イベントで半分4を使ってしまう
で、そういう稼働マジックのホールにありがちなのが、全6イベントで嘘をつく(6を入れない)という営業である。
その場合は5を入れてしまうと奇数示唆により6を否定してしまうので4を使うことが多い。
つまり、4台機種であれば以下のような感じで設定を入れるわけだ。
こういった現象は特に繁盛店であるほど起こりやすいので注意が必要である。
そして、なぜそのような現象が起こるのかというと、繁盛店は利益を取っても玉を出しても稼働は変わりずらい傾向があるので、それであれば少しでも売りを付けたい為に、イベント台の設定も落としてしまえ!という理論である。
逆に過疎店でそれをやってしまったら、イベント自体が成立しなくなるので、繁盛店に比べて嘘をつく可能性は低い。
ただし、過疎店では嘘をつかなかったとしてもイベント台そのもののアウトが低くなる危険性もあるんで、そうなった場合にはガセイベントと誤解されてしまう。
実は過疎店がイベントで失敗するのはこのケースがほとんどである。
新規出店を繰り返している大手ホール
新規出店を繰り返しているホールは基本的に出さない。
やはりパチ屋を新規出店するのには十何億って資金が掛かるので、その資金を既存店の利益でプールしなければならない。
通常であれば、機械代・人件費・家賃といった経費が売上から引かれて、その範囲内で客に還元するわけなんだけど、新規出店を繰り返しているホールはそれらの経費に新規出店のための資金が上乗せされるんで単純にノルマが高くなる。
その為、自ずと営業がキツくなり、通常営業日はともかくとしてイベント日においても出玉を容易に出せなくなり、結果として客からの信頼を裏切り続けるパターンが後を絶たない。
ただし、こういった大手ホールは資金力が中小ホールよりも豊富なので、一度「出す」と白羽の矢を立てたホールにおいては、徹底的に出す場合が多くその白羽の矢を立てるか否かの判断は・・書くと長くなるので以下の記事を読んでほしい。
パチンコ店の年一イベントなどで出すかどうかを一瞬にして見分ける方法
とりあえず、以上かな~。
皆さんのなかでも何か法則がありましたら教えてください。