沖ドキの台数を多く持っているホールが今後勝ち組になっていく理由
昨今のパチンコ業界においては、遊技人口は年々右肩下がりの低迷を続け、2017年にはついにパチンコ参加人口900万人の市場規模19.5兆円という数値となってしまった。
言うまでもなく2018年は900万人を切ることが確実視されているが、このような厳しい状況の中では来年以降はより一層の閉店ラッシュが相次ぐことと予想される。
2019年1月31日の高射幸性機15%規制
来年以降より閉店ラッシュが相次ぐと予想するのには理由がある。
それは、全日遊連のクソ共が、高射幸性機の設置比率を2019年1月31日までに設置台数の15%以下、2020年1月31日までに5%以下、2021年1月31日までに0%とするという自主規制を設けた為である。
つまるところ、2019年1月中に高射幸性機を撤去した時に、それと入れ替えて設置する新台(もしくは中古台)を買う資金がないホールが続出し、ベニア営業か閉店かを余儀なくされた結果として閉店するホールがかなり続出することが予想されるというわけである。
▽ベニア営業のパチンコ店
来年からのパチンコ業界は、より一層サバイバルとなるであろう。
弱者が淘汰されて強者だけの戦いとなるのは、もう少し先と見ているがそういう時代が迫っている。
特に弱者となる資金力が少ないホールにおいては、客数が少なくとも営業できるような体質に変えていかねばならない。
こんなことはもう、5~6年前から言われているがいよいよそういう時代がやってきた。
今後、勝ち組になっていくホールの条件とは?
んで、そんなサバイバルの時代の中で、今後勝ち組になっていくホールとはどのようなホールであるのだろうか?
いきなり答えからいうと、
沖ドキの台数を持っているホールである。
ポイントとしては、2019年1月31日をもって、高射幸性機(AT機)を15%以内に収めなければならないのだが、
なぜか沖ドキだけはその規制(高射幸性機)にあたらないとされているのである。
その理由は何か?
一撃万枚のスペックを兼ね揃えていないからである。
例えば、
アナザーゴッドハーデスのコンボフリーズや
ミリオンゴッド凱旋のSGG-EXといったような爆裂トリガーが沖ドキには存在していない。
もちろん、90%ループというトリガーは存在しているが、その一撃だけで万枚に達成することはかなり稀。
そして、万枚達成率が低い要因としては、AT中のボーナス上乗せシステムが複数ストックができないシステムになっているからである。
あれがもし、複数ストックというシステムになっているのであればヤバかった。
その場合は、沖ドキも高射幸性機と分類されてしまい、15%規制の枠組みの中に入っていたに違いない。
だから複数ストックにしなかったことが今となっては良かったと思う。
ちなみに、正確にいうと沖ドキは30%規制の対象にはなっているのだが、15%規制の対象にはなっていないということであるので、
全体の15%だけ高射幸性機を設置して、残り85%を全部沖ドキにするのはもちろんNGである。
そういう意味では、中途半端に高射幸性機と認識されているということであろうか。
それにしても、なぜ沖ドキだけが15%規制の時に特別扱いされるのかよく分からない・・。
設置機種シミュレーション
それでは、沖ドキの設置シェアが高いホールであれば、30%規制と15%規制においてどういった面で有利になるのだろうか?
実際に見てみよう。
例に挙げたのは沖ドキの設置シェアが高いホールである。
上記の場合においては、全体の30%が高射幸性機で占められているのだが、その中でも沖ドキの比率が13.3%となっており、アイムジャグラーと同様にそのホールの最大設置台数であるように、全体のスロット台数が150台と考えたときにはかなり多めの台数となっている。
そして、これが2019年1月31日には高射幸性機を15%以内のシェアに抑える必要があるのだが、その場合は以下のように対応することが可能である。
なんと沖ドキを3台増やして、初代まどマギを1台減台とモンハン月下を2台撤去しただけで、事足りてしまう。
もちろん倉庫に沖ドキが眠っているか、もしくは他店移動で沖ドキを確保した場合の話ではあるが、いずれにせよ沖ドキの設置台数が多いと15%規制となってもそれほど機種ラインナップの魅力を落とさずに営業を続けることが可能なのである。
しかし、これがもし沖ドキが20台ではなく5台しか設置していなかったらどうなるだろうか?
その場合は以下のような機種構成になってしまう。
この場合は、
沖ドキが23台⇒5台になっていて、
その一方でその他の新基準機が7台⇒25台となっている。
つまり、出玉力のない新基準機が25台もあるホールと、
沖ドキが23台あるホールであればどちらが繁盛するのかという話である。
それは言うまでもなく沖ドキだろう。
稼働においても利益においても間違いなく。
以上の理由から、来年の2月以降は沖ドキを沢山持っている法人が勝ち組になっていくことが予想される。
そして、それを見越して今のうちに沖ドキを甘く使って客を付けていく営業をするホールもますます多くなっていくことと思われる。
例えば、特定の商圏に複数店舗のホールが存在していて、それらの多くのホールが沖ドキの台数を沢山持っているというのであれば、高設定が入る期待度はアップする。
逆に、特定の商圏に沖ドキが入っているのはそのホールだけとなってしまうと、設定が入っていなくともその店でないと沖ドキが打てないので自然と高稼働となる。
こういう場合は高設定が入ることはない。
とりあえずまあ、沖ドキってそういう意味でも重要な機械だってことは知っておいたほうが良いと思います。