バジリスク~甲賀忍法帖~Ⅲ 試打感想・新台レポート
先日、グリード・アイランド2号店のゴトー店長とヨークシンシティ相模原店のバショウ店長との3人で、バジⅢの展示会に行ってきたのでその報告です。
バジリスク~甲賀忍法帖~Ⅲ
画像はもらい物です。
バジⅢに関しては流石に撮影禁止となっており、営業資料も貰ったのだがその転載も当然ヤメておきます。
ユニバからは、目を付けられていますんで。
とりあえず、スペックや演出別に感想を書いていきますかね。
スペック面の感想
設定 | BB | ART | 機械割 |
---|---|---|---|
1 | 1/993 | 1/337 | 98.5% |
2 | 1/964 | 1/363 | 99.8% |
3 | 1/936 | 1/357 | 102.0% |
4 | 1/910 | 1/312 | 104.0% |
5 | 1/886 | 1/316 | 107.1% |
6 | 1/819 | 1/256 | 110.1% |
当然、前作よりも出玉力は抑えられており設定6の機械割は110%に激減。
しかし、私がまず気になったのは設定2の機械割の高さである。
バジ絆においては設定6を匂わすためにイベント日では最低でも設定2で営業していたのだが、機械割が98.6%と高めだったために、フェイクで入れたはずの設定2が跳ねてしまい赤字になってしまうという例が実に多かった。
もちろん、バジ絆の2は爆発力がないので5000枚クラスの猛爆はそうそうなかったのだが、2000枚以上が安定して出る例が多かった。
その為、イベント日はフェイクを使いたいのは山々だが、跳ねてしまうことを恐れて1を使ってしまう例もけっこう多かったのだ。
やはり、設定1では97.3%となるので2との差はかなり大きい。
しかしながら、1を入れてしまうと早々に台に見切りを付けられやすくなってしまうので、逆に高設定しか動かないという状況に陥るリスクもある。
なので、イベント日には最低でも2を使いたいけど、跳ねるのが怖い、けれども1を使ってしまうと高設定しか動かないという状況に陥りがちになる・・。
これがバジ絆で頭を悩ますポイントであり、私はこれを
“バジ絆のジレンマ”と呼んでいる。
さて、それほどまでにバジ絆においては設定2をどのように使うのかがポイントであったわけだが、今作を見てみると設定2の出玉率が99.8%となっている。
これは正直キツい。
絆でありがちだった、イベント日のハズレ台には最低でも2を使うという営業がかなりやりにくくなってしまう。
今回は設定6の割が落ちた分、ベースを上げることが容易であるといった考え方もあるかもしれないが、それにしても99.8%は高過ぎだろう。
99.8%を設定3にして設定2は98.7%くらいにして欲しかった・・・っていうか、そもそも1が98.5%もあるのが間違っている。
1がこの数値だから2もここまで高くなってしまっているといったところか。
2016.10.14 追記
純増は1Gあたり1.7~1.8でボナ込みで2.0枚くらいになるとのこと
(某営業マンより)
演出面の感想
■演出・映像・楽曲が一新!
■争忍の刻が3Dアクションに変更
■新規描き下ろしイラストやオリジナルムービーなど多数搭載
ざっくりと上記のような要素があるのだが、演出は大幅にパワーアップしておりここは申し分のないクオリティだった。
バジ2から絆になった際は、使い回しの演出が多かったのだが、今作に関しては使い回しは一切なく演出が一新されていた。
・左衛門とお胡夷の囲炉裏演出
・陽炎の花摘み演出
・朧の物想い演出
・朧の手裏剣修行演出
といった感じで、その全てが新演出となっている。
(陽炎の露天風呂演出がなくなってしまったのはいささか残念ではあるが)
一方、争忍の刻のバトル演出が3D演出へと進化を遂げており、まどマギのエピソードボーナスに出てきそうな2頭身キャラが液晶を所狭しと動き回る。
同じ3Dバトル系ではガルパンもそうであるが、ガルパンよりも映像・サウンド・テンポとその全てが優れていたように思う。
あとはまあ、まどマギ2のユニメモの完成度が凄まじかったように、今作のバジⅢに関してもそこの完成度であったり、やり込み度には期待できそうだし、演出面のクオリティは最高レベルだと思う。
過去のバジリスクシリーズとの比較
機種名 | 導入時期 | タイプ | 販売台数 |
---|---|---|---|
バジリスク~甲賀忍法帖~ | 2009年12月 | A+ART | 10000台 |
バジリスク~甲賀忍法帖~Ⅱ | 2012年6月 | A+ART | 50000台 |
バジリスク~甲賀忍法帖~絆 | 2014年1月 | AT | 65000台 |
バジリスク~甲賀忍法帖~Ⅲ | 2016年11月 | A+ART | 45000台 |
販売台数は45000台と言われているが、増産の予定もあるようなので最終的には60000台に落ち着くのではないだろうか。
各店長の機械評価
展示会終了後は帰りに和食屋 朧によってイワナの煮物定食を食べながら、ゴトー店長とバショウ店長の機械評価を聞いてみた。
ゴトー店長の感想
「最低でも10台は欲しい機械です。
割は119%から110%にまで落ちておりますが、まだ検定を通す前の段階ですので、最終的に111~115%で通す可能性もあると営業マンが話していました。
また、設定判別要素も前作に引き続き豊富だと聞いておりまする。
恐らく確定演出も多数存在すると思いますし、割が落ちた分、設定56をバンバン入れることができればユーザーも楽しめるし機械の寿命も伸びると思いまする。
あとは、演出面が素晴らしいですね。目に見える進化を遂げており、その点においてはサミーとの格の違いを感じました。
おそらく北斗修羅は年末まで持たないでしょう。
修羅を減台することを見越して大量に欲しい機械です」
バショウ店長の感想
「私は4~6台で十分だと思います。理由は販売台数です。
初期出荷では45000台程度ですが、最終的に60000台以上は堅いでしょう。
そうなれば中古市場でも手頃な価格で手に入ると思いますし、初期の段階で大量の資金を投じて無理して購入する必要はないでしょう。
で、あるなら相模原店ではようやくマイジャグ3が立ち上がってきたので、そこの設定に予算を投じるべきです。
そもそも、バジシリーズには119%を求めているユーザーが多いので、その時点でスペックでは失敗しています。
そうなるとコンテンツ勝負となりますが、実はバジに関してはまどマギよりもコンテンツは劣っているというのが私の見解です」
2人からは以上のような意見が返ってきた。
一方、私の見解を述べると“時代が新内規スペックに追いついているのか”といったところであると思う。
現在、バジ絆や旧まどマギがメイン機種として動いてるが、そんな時代に新内規スペックのART機が登場してもことごとくコケてしまう。
とにかく秘宝伝~伝説への道~以降のART機は、ヒット作が一つもなくそれはそれは厳しい状況だった。
恐らくそのタイミングでバジⅢを出したら失敗していたと思うのだが、今作がリリースされる年末になればユーザーも多少は新内規スペックを受け入れる気質へと変化しているかもしれない。
とにかく、演出は100点なのでスペックさえ受け入れられることができれば・・
クロロ店長の購入意欲:★★★★★
デッド・オア・アライブを沢山購入したから、問題なく希望台数を売ってもらえると期待しています。
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