系列店内でグランドオープンがあると既存店は出さなくなる?
東京都内で屈指の人気店だったベガスベガス国分寺恋ヶ窪店が最近出さなくなったとの声が度々聞かれるので
「系列店内でグランドオープンがあると既存店は出さなくなるのか」
といったテーマについて記事を書いていこうと思う。
ベガスベガス系列
既存店の国分寺恋ヶ窪店
2016年12月29日にグランドオープンした栃木店
みんパチの評価では
既存店である国分寺恋ヶ窪店(東京)の方が総合70点。
新店である栃木店(栃木)の方が50点となっている。
まあ、これに関しては人口の関係で
栃木店の方はまだレビューが少ないので、そもそも評価されていないということが影響していると思われるが、私が気になったのは以下のコメントである。
※記事にコメントが取り上げられたので、和田ユウキさんには読者ポイント10ptを贈呈とさせていただきます
系列店内でグランドオープンがあると既存店は出さなくなる?
それでは核心に迫ろう。
系列店内でグランドオープンがあると既存店は出さなくなるのは果たして本当なのだろうか?
それは・・
「グランドオープンがあると既存店は出さなくなるというのは確実なんじゃ!確実!
そうコーラを飲んだらゲップが出るっていうくらい確実じゃッ!」
「グランドオープンがあると既存店は出さなくなるということにおいては確信してるのですゥゥゥ
風の強い時にションベンしたらズボンにかかるってことと同じくらい確信していますゥ・・・・・・・・」
・・とまあ、以上のような感じだ。
グランドオープンしたらそこから3ヶ月~半年くらいは甘めに営業するので、当然そのしわ寄せは他の系列店にやってくる。
具体的にいうと月間粗利一億円規模のホールであれば、1000万ほどノルマが上乗せされたりする。
逆にグランドオープンのホールであれば、月間一億の粗利が打倒だと思われる規模のところでも、6000万くらいまで利益を落として還元する。
▼大手法人のグランドオープン広告。どの法人もイメージキャラクターを全面に出して折込を華やかに彩っている
グランドオープン期間は海ジャグを狙え!
グランドオープンしたホールには新しい客が続々と足を踏み入れるが、その中でも最も稼働を付けたい機種が、海とジャグラーである。
その理由は以下の通り
・海ジャグは元々の設置シェアが大きい
・新台入替コストを抑えたいので海ジャグの設置シェアを広げたい
・一度稼働を付けてしまえば安定稼働が見込める
ぶっちゃけ、AT機の客を10人付けるよりも
海ジャグの客を1人付けた方がいいほど海ジャグは店側にとって超重要コンテンツだ。
例えば、いくらAT機で稼働を付けても、他店でイベントを打たれたらそちらに客が移動してしまうわけだが
海ジャグを打つ層(特にジジババ)は、イベント関係なしに一度決めた店に毎日来店する。
つまり
絆の6をツモりに放浪しているようなケツが軽い奴よりも
安定稼働の見込める海ジャグを打つ層を集めた方が、店舗によっては何倍も利益になるのである。
だから、海ジャグにおいてはグランドオープンしてから1~2年くらいは利益ゼロで運営したりする。
しかし、それだけ還元しても、他店のケツが重い海ジャグ層を奪うことは容易ではなく
そうとう上手くやらないと、プロに目をつけられ食われて終了・・というケースが本当に多い。
っていうか、プロに食われずに海ジャグを育てるのはほぼ不可能ともいえる。
▼海ジャグはあらゆるパチンコホールのメイン機種。増台や景品入荷でここぞとばかりに推しているホールがほとんどである
大型チェーンの営業は基本キツイ
ここまで「グランドオープンすると既存店の営業はキツくなる」と書いてきたが、そのように考えると
グランドオープンを繰り返しているホールほど営業がキツイ と思ったほうがいい。
そりゃあそうだろう。
パチンコ店を立てる為の資金を、既存店の営業でプールしておかないと新しい店舗の出店ができないのだ。
なぜマルハンの営業があれほどまでにキツイのかを考えてみた時に
やはり、出店費用やブランディングに金を掛け過ぎており、肝心の営業が疎かになっているように思う。
ただ、マルハンにとってはそれでいいのである。
店舗を増やしてブランディングを強化することこそが、系列店全体の集客に繋がるので、各店舗で頑張って出玉を還元する必要がないのだ。
そんな中途半端なことするよりも、しっかりと利益を取って出店費用を確保し、絶え間なく出店を繰り返したほうが系列店のブランディングとなり、全体の利益に繋がるのである。
そして、その実態が垣間見れるのが
マルハン木場店だ。
※記事にコメントが取り上げられたので、貞子さんには読者ポイント10ptを贈呈とさせていただきます
実際に私はこのホールに行ったことはないのだが、みんパチ読者の正当な意見を見る限りでは、かなりエグい営業をしているということがわかる。
その理由も、新規店舗を出店している以上、出す必要のないエリアで出すことをするわけがないのだ。
しかしながら、基本的には出さないのだが
出す時は圧倒的に出すのもマルハン である。
その為、マルハン全店が出さないと言っているわけではないし、優良店のマルハンももちろん存在する。
特に以下のリストでは50~70点クラスのマルハンは優良店といえるかもしれないので、立ち回りの際には是非とも参考としていただきたい。
マルハン系列一覧/みんパチ
※まだ、レビューが少ないんで関係者の方でも構いませんので書き込み宜しくお願いします。
そして、最後にパチンコ店を出店する際の費用についても掲載しておく。
パチンコ店を出店する時に掛かる費用
自社所有地に店舗を開店するものとし、遊技機は300台設置、パチンコ7割、パチスロ3割の構成とする。
<初期投資>541,735千円
設備・工事費:440,130千円
開業費:101,605千円<売上高>
平日客数240人で、日商8,400千円(客単価35,000)
土・日・祭日客数300人で、日商10,500千円(客単価35,000)
年商3,280,200千円
結局のところ、出玉を求めるのであれば
グランドオープンを繰り返している系列店よりも
新規出店はないけど地元で繁盛している小規模グループの方が期待できるだろう。
私は、そういったホールこそ業界発展の為に貢献していると思っているので、頑張って欲しいと思っているし
大型チェーンに関しては欲に目をくらませて新規出店を繰り返すのではなく、既存店に来店しているお客様を楽しませることを第一に考えてほしいと切に願う。
- ▼グランドオープン時の近隣店の営業
- ▼グランドオープンの設定狙い
- ▼グランドオープンで行列5000人!?導入が大変なことに・・
- ▼週末(土日)のイベント日は出るのか?
- ▼パチンコ店がよく使用する地域一番店の定義とは?
・・すいません。
週末はAタイプすらオールピンでぶっこ抜いてます。