超絶ブラック企業のパチンコ店【その6】精神的な自由を得る為に
超絶ブラック企業のパチンコ店【その6】をお送り致します。
~過去記事はこちら~
超絶ブラック企業のパチンコ店【その1】
超絶ブラック企業のパチンコ店【その2】
超絶ブラック企業のパチンコ店【その3】
超絶ブラック企業のパチンコ店【その4】
超絶ブラック企業のパチンコ店【その5】
ネテロ社長は事務所にいた私と他二人に以下のような声を掛けました。
「おう。クロロ、●●、●●。この前は入替えの手伝いに来てくれたんだってな。ありがとうな」
他の二人は顔が一瞬ほころび
「いや~。大丈夫ですよ社長。何てことないです。またいつでも呼んでください」
といった言葉を返しました。
私はその光景を見た瞬間。
こうやって不当行為の世界は構築されているのだと身震いすると同時に大きな落胆を覚えました。
「ファミリー」ほど危険な言葉はない
企業理念においてファミリーほど危険は言葉はない。
ファミリーとは金銭ではなく血縁で結ばれるもので、要は金を払わなくても信頼が大切なのであるという考え方だ。
つまり、仲間が困っているのであれば金銭的なことは度外視して助けなくてはならない(仕事を手伝うという意味で)ということである。
しかし、言うまでもなくそれは使用者側に都合の良い言葉であり間違いである。
特に帰属意識や他人と違った行動をすることが恐ろしく苦手な日本人は、そういったことに対して簡単に付け入られ、洗脳され、手懐けられてしまう。
休日や勤務終了後に他の店舗の手伝いで朝まで無給の残業を手伝わされた時は、正直重苦しい顔をしていたのに社長から
「ありがとうな」
といった一声を掛けられると恐縮してしまう。
まあ、社長にしてみればその一言で十数万の残業代を払わずに済んでいるのでしてやったりである。
労働者の立場は弱い
結局のところ自力では稼げない(生きていけない)から労働力と時間を切り売りすることによって、一定の給料を稼いでいる労働者にとっては非常に弱い立場に置かされていると言わざるおえない。
そして、それは何が言えるのかっていうと「精神的な自由でない」ということだ。
会社に全てを捧げているからそこでの収入源が絶たれると生きていけなくなるので、上司から言われたことを断るなんてもっての他という状況になる。
つまりは、すべて会社の言われるままに働かなければならずノーと言えない状態が何十年も続いていく。
精神的な自由を手に入れるには?
つまり、会社で働く上で「精神的な自由」を手に入れたいのであれば副業をするしかない。
例えると、私の給料はざっくり本業で50万と副業で25万なのだが、もし本業で解雇されることになっても生きていくには困らない。
副業とは本業の空き時間でやっている程度のことなので、本業がなくなって副業のみに専念できれば余裕で50万以上は稼げる。
そして、会社に属していれば福利厚生などの恩恵が受けられるので、別に自分から辞める理由はないし現状のまま続けていればいいと思っている。
その上で、副業にさらに時間をつぎ込めば月100万以上は稼げるという状態となった時に、本業を辞める選択肢もありだと思うし、要はその状態が「精神的な自由」なのである。
副収入がないというか収入源の100%を会社に依存してしまうのはこの上なく危険である。
正直、それじゃあ社畜になるのは当然の流れだとも思っている。
副業禁止の会社の問題はどうする?
私がこういったことを話すと「副業禁止の会社の場合ではどうすればいいのですか?」といった質問があるのだが、そんなものは隠れてやればいい。
もし年間20万以上稼いで確定申告などの税金が発生しても、そんなものは事業主を身内にするなどしていくらでも回避できる。
そして、会社があなたに副業をやらせない理由はただ一つ。
あなたの収入源を絶たせて会社のみに依存させ、あなたを社畜にすることである
だから、会社に属しつつも稼げるスキルを身に付けなければならない。
勤務終了後や休日にパズドラやモンスターストライクをやっている暇なんてない。
稼げるスキルを身に付けないと行き着く先は社畜である。
個人の時代
一昔前であれば、個人で稼ぐのはともかく、事業を起こすのなんて一世一代の大勝負で多大なるリスクが付きまとった。
ただ、その一方で現在であれば副業で稼ぐ選択肢はいくらでもあり、事業を起こすのも容易である。
・パチンコ
・スロット
・せどり
・MNP
・競馬
・株
・FX
・ネットビジネス
・アフィリエイト
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話が物語からそれてしまったが、私が身震いした光景は前述した通りである。
事務所にいた他の二人は、精神的な自由を手に入れない限り、今後もずっと社長に言われるがままの状態になるだろう。
それでは次回を「超絶ブラック企業のパチンコ店」の最終話としてシリーズを締めくくりたいと思う。