パチスロライターが業界を救う!本音と裏話 最終話
昨日のブログの続きです。
過去記事はこちらからどぞー。
パチスロライターが業界を救う! 第1話
パチスロライターが業界を救う! 第2話
パチスロライターが業界を救う! 第3話
でちゃうの功績
今回は第1~3話にてストーリータッチで、あるパチスロライターのとあるストーリーについて書かせていただきました。
もちろん、内容はかなりオーバーに書いていますが、ライターとホール側の確執というものは確実に存在します。
この雑誌企画であれば最低限これだけの設定を入れて欲しいとか、俺はゴッドに1/3以上は6が入っていないと出演しないとか、そういった企画やライターが存在したりするわけです。
例えば、ライターでも
髭原人であればゴッドとか
こしあんであれば萌えスロとか
電飾鼻男であれば沖スロとか
色んなイメージがありますからね。
せっかくそういったイメージを確立しても、ライターを呼んだ時にホール側が設定を入れてくれないとマイナスイメージになってしまいます。
で、マイナスイメージとなれば、そのライターの価値が下がるということになりますので、ライター側からしてみると当然自分が来店した時には設定を入れて欲しいと思うわけです。
(厳密にはでちゃう系の場合はライターではなく編集員ですが)
ちなみに、でちゃう系の人たちの企画が今業界で好評なのは、営業とリンクしているということに尽きます。
通常のライターや芸能人であれば、その人が来ても「だから何?」って話じゃないですか。
でも、でちゃう系の編集員であればイメージ付けができているので、誰が来るかによって狙い台を楽しめるっていう利点があるわけで、それこそが営業のリンクとなります。
つまり、そういったホール側のニーズを汲みとってあらゆる企画を考えて提供しているのが「でちゃう」なんです。
それに対して、他のライターはほとんど何も考えていないに等しい。
単に打ちにいって筐体と一緒に写真撮ってサイン書いて終了みたいな感じでしょう。
▽ただ、まあフェアリンなら大好きなのでなにやっても許せますけどね。
1~2行くらいの完全にパチスロとはかけ離れた舐めたブログを書いてるとしても可愛いから許します(´ε` )
そして、以前すろぱちくえすとのだてさんと飯食った時に彼が話していたのは
「もし、でちゃうが存在しなかったらパチンコ業界はもっと衰退していたでしょう」
といったことでした。
たしかに、あらゆる媒体の中で「でちゃう」が最も集客力があるわけだからまさにその通りだと思います。
パチスロライターの効果が薄れる昨今
昨今、パチスロライターを呼んでも思うように稼働が上がらないという愚痴はあらゆるホールで聞かれることですが、ガイドやマガジンや必勝本といった雑誌の専属ライターは、やはり「でちゃう」と比較すると圧倒的にユーザーの反応が弱いですよね。
その原因は先ほど申し上げた通りです。
「でちゃう」はどうやったら客を呼べるかということをしっかりと考えて、次々と企画を考えてホールに提供しているわけです。
それに対してライターはただ実戦するだけだから、それじゃあ客が反応するわけはない。
まあ、ライターはライターですけど、でちゃうは編集員なので、そこの違いはありますよね。
ライターのように単にスロット打ってるだけではなく、客に期待感を演出する為にどうすべきかを考えて行動しているのが編集員になるわけですから、やってることが全然違うわけですねー。
もちろん、魚拓やガル憎クラスであれば人は集まりますけど、バイソン松本や八百屋コカツあたりだと呼んだところでそれほど効果はないということです。
▽でちゃう編集員のこしあん。
編集員はライターと違ってパチンコ店の広告宣伝の為に何をすれば効果があるのかということを試行錯誤しながら行動しており、そこが“実践”と“調査”の違いといえる
なんちゃってパチスロライターについて
その一方で、出版社に所属しているわけでもないのに自作のYou Tubeやブログで自称ライターを名乗る奴っていますよね。
(もしかしたら、どこかに所属しているかもしれませんが、名前を聞いたこともないような奴がそれです)
今の時代、それほど集客効果がないのにどこのホールもこぞってライター呼んでる時代ですから、そういったなんちゃってライターにも実はニーズがあったりするわけです。
そして、意外にガチライターよりもなんちゃってライターの方が使い勝手が良かったりする場合もあると聞きます。
その理由は以下の通り。
①経費が安い
ガチライターを呼ぶとなると20万とか掛かるわけですが、なんちゃってライターであれば無料なわけです。
彼らは実績もないので「ホール内でカメラ回してもらえるのであれば無料で実践しに行きます」といった感じなわけです。
もちろん、交通費程度は支給する場合もありますが、実際のところはそれさえも貰わずに単にコンテンツを作りたいという目的だけで実践している人がほとんどと聞きます。
そのように無料でも実践させてくださいって奴がいたら、そりゃあホールにとってはこれほど都合がいい話はないでしょう。
②ガチライターよりも手なづけやすい
ガチライターは何かと出来ないことが多いです。
ホールでこれをやってくれとか、ブログやツイッターでこんなことを書いてくれって言っても、それは規約上できませんとか、そもそもそういったことを頼みづらい空気すらあります。
それに対して、なんちゃってライターであればそういったことを頼めば喜んでやってくれたりします。
「取材させていただいているので、当然ご協力させていただきます」って感じになるわけですね。
しかし、このように無料でいたれりつくせりで頑張る奴がいれば、20万円も貰って横柄にしている奴もいるわけです。
こういった不条理が存在するわけですね。
なんちゃってライターへの酷い仕打ち
ゴレイヌの話でもあったように、なんちゃってライターをノーギャラで呼んで、しかも自費で低設定を打たせるという悪徳ホールが普通にあるそうです。
あるユーチューバーからの話だと「とにかくこの日は激アツだから打ちに来てくれ」と声を掛けられたそうなんだけど、その時にこんなことを言われたそうです。
「うちは2と8を推しているから、28日に打ちに来て欲しいです」
「また、その日は末尾2と8の台に高設定が入っているから、その中から台を選んで実践するといいと思いますよ」
で、その後にこんなことを付け加えたそうです。
「ただ、その日に増台するニューアイムジャグラーは一般の人に打たせたいので、そこだけ避けてもらえますか?」
そのように言われて、ニューアイムを避けて末尾2か8の台を打ったら、完全に低設定だったようで3万負けたとのことでした。
その後、実際に他の末尾2・8の全データを調べたがどこも出ていない。
その一方で、ニューアイムジャグラーはオール56の合成確率だったって話です。
そのように、自費で打ってくれる人に対してそんな類のことをやらかすホールがけっこう多いようで、私も驚きました。
ただ、そのようなことをされたとしても「せっかく確立したホールとの関係性を壊したくない」という理由で、その店を悪く言うようなことはYou Tubeのやブログで発信することはないと言っていたのです。
信頼性がない雑誌企画やライター
結局のところ
「わあー!沢山出てますねー!」とかいった感じで、ホールを逆撫でするようなことは一切しない雑誌やライターばかりだからユーザーとの信頼を得ることができないということです。
ただし、それは致し方ないことです。
っていうのも、雑誌企画やライターはホールからお金を貰っているので、そのホールのことを悪く言うのはありえないし、とんでもない話だからです。
実際に出ていなかったけど、その真実を情報発信してしまうと二度と依頼が来なくなるのは確実です。
だから、出ていなかったのに出ていたと情報発信をする(もしくは出ていなかった件に触れようとしない)というのが雑誌企画やライターの現状ともいえます。
もちろん、実際に彼らはそのジレンマに苦しんでいるハズです。
ホールとの関係性を壊さないでおきたい一方でユーザーに真実を伝えたい・・。
こういったジレンマが常に付きまとうわけですが、最後にはホール側に都合のいいように振る舞うわけです。
それは当然ですよね、お金貰っているわけですから。
以上のような実状を考えてみた時に実際にホールがしっかりと出していて、それをリポートするのであればこれほど楽なことはありません。
恐らく純粋な気持ちでリポートできると思います。
しかし、出ていなかった時にどのようにそれを包み隠してリポートするのかということが大変なわけですね。
つまり出玉調査とは食レポと一緒です。
美味しくなくても美味しそうな顔をして「美味しいと言わなければならない」ということです。
食レポや出玉調査やライターのリポートは全て一緒で、消費者のことは何も考えておらず、全て企業側のことしか考えていないということです。
そういった状況を考えてみた時に今の時代に信頼できるのは一般ユーザーのレビューです。
レビューであれば企業側との金銭は発生していないので、思ったことを正直に書くことができるわけですね。
実際に
外食なら食べログのレビューを見てから食べに行ったり
映画ならみんなのシネマレビューの評価を見てから見に行ったり
アマゾンでもレビューを参考に商品を買いますよね?
(ちなみにDMMでエロ電子書籍を買う時にもいつもレビューを重宝してます)
つまり、有名人の言うことには誰も信用していないということなんです。
それと同じようにパチンコにおいても、雑誌やライターの言動よりも個人ブログやツイッターに書かれた情報の方が信憑性があったりするわけですね。
シバターについて
ただし、そういったライターの中でもホール側との関係性を気にせずに真実を語る人間も存在します。
例に上げるとシバターという人物ですね。
今は個人で情報発信できる時代ですので、最近はこういう奴が増えてきている傾向にあると思いますが、この人は通常のライターであれば包み隠すところをぶっちゃけているので、こういう奴が増えれば店側はイベントで抜きに走ることはなくなりますよね。
動画ではマルカというホールを叩いていますが、これをやってしまったことによって今後マルカから仕事の依頼が来ることはないでしょう。
そういった関係性を壊すのはライターを始めとするそういう人たちにとって、避けたいことだと思うんです。
今後流行るのは調査系イベント!?
一部にこういった勇者が登場してきたことは置いておいて、今後ユーザーから信頼を得る為の企画としては出玉調査系イベントが主流になりそうな気配があります。
様々な企画が存在する中で、最も重要なポイントは“信頼性”です。
つまり、この日は出すっていう企画があった時に、その結果ちゃんと出ていたのかどうかをしっかりと情報発信する媒体がこの業界に必要なわけです。
実際に出なくてもそれを公にされるわけではないので、ホールはそれに甘えてしまい抜きに走るわけです。
でも、それが公になる媒体が存在するとしたら、ホールは設定を入れざる負えなくなります。
ただ、その場合は敢えてその公にされる媒体を利用するホールがあるのかって話です。
まあ、そこはホールの考え方次第でしょう。
とりあえず、出す気があるのであればその媒体を利用するメリットはあると思います。
単純に考えてシバターが取材に行くホールと、塾長が取材に行くホールがあったら、どっちが信頼度高そうですかって話です。
「シバターは出なかったらそこをハッキリ情報発信されるから入れないとヤバイ」ってなるけど「塾長は単に台打ってマイク入れて帰るだけだから、設定は無理していれなくていいや」となりますよね。
だから、その日は本当に出ていたのか?
設定が入っていたのか?
ということを調査して情報発信するライター(もしくは媒体)がいれば、本当に頑張っているホールだけが得をするわけですね。
あとは、そうなれば本当に出せる日は限られているので乱発もなくなります。
今では毎週末ライター呼んで全部回収って感じですけど、それが変わってくるってことですね。
例えば優良店であれば、本当に熱い日しか雑誌イベントをやってないと思うんですけど、そんな感じになるわけです。
繰り返しますが、建前だけではない調査系のイベントが今後はユーザーの信頼を勝ち取り主流となってくると思うのです。
私が百鬼夜行【絆】調査隊について評価する理由はそこにあります。
※百鬼夜行【絆】調査隊とは?
閉店後に設定をいじらない状態で調査隊が朝までブン回して、その様子を生放送し設定推測及びデータを公開する企画。
今回「ライターが業界を救う!」というタイトルを書いたのはそういった意味を込めてのことです。
言うこともキツイが真実を話すライターがもっともっと登場すれば、ホールも頑張るし、ホールも頑張るからこそユーザーも集まる。
どうでもいいライターは早々にいなくなってもらって、そういうライターや雑誌企画だけに残って欲しいと思いますね。
(あっ、ただフェアリンだけは残っていいです・・・(´ε` ))
大手企業の思惑
かなり長くなっていますがこれが最後です。
以上のようなことを書いてきましたが、特に大手にとってみればそもそも「出玉を出して集客する」ということをしたくないので、そういったガチな企画はやるメリットがないと考えるのが普通です。
そんなガチな企画で自分の首を締めても何もいいことはない。
宣伝広告でライターや芸能人呼んで、お祭り感だして、オール1~2で営業すればそれでいいやって考えです。
そもそも設定入れないと集客できないという状態になってしまったら、この業界では負けなんです。
皆さんもお気づきだと思いますが、設定を使う優良店とは中堅ホールがほとんどだと思います。
大手は現状で集客できているわけですから、そこからわざわざ設定を入れて集客するという営業に方向転換する必要がないわけです。
だから、設定は入れないけど毎週末ライターだけは呼んでおきます。
その一方で、中堅ホールは集客ができていない状態なわけなので、ライター呼んでもほぼ効果はないから設定も入れないと・・となるわけです。
そして、設定を入れるのであればライターよりも「でちゃう系」の企画の方がいいかなとなるわけです。
ただ、その場合に集まるのはプロやセミプロが多いので、その集客は一過性のものだし設定を入れているので営業は苦しくなります。
だから、設定を入れて客を呼んでいる時点で負けなんです。
そのように考えるとホールで最も大切なのは一般ユーザーを呼ぶためのブランディングと設備投資となります。
出玉よりもそちらに投資した方がコスパが高いってことですね。
おそらく出玉はまったく出さないけどブランディングや装飾を始めとする設備投資には次々と金をつぎ込むホールは皆さんの回りに存在すると思います。
店側からすると養分という名の一般ユーザーをどれだけ集められるかが重要なので、それが一番賢い営業といえます。