パチンコ店が意図的に常連を勝たせる営業をすることはあるのか?
今回は質問にお答えします。
題名: いつも特定の客が打っている台の設定
メッセージ本文:
クロロさんこんばんは。
いつも楽しく読ませて頂いております。
さて、昔通っていた店で、いつもモンスターハウスの角台を打っているおじいちゃんがいました。あの人は毎日あの台を打つって事が分かっている場合、お店的にはアケたりシメたりするものでしょうか?
かくいう私も、店に1台しかないビーマックスをよく打っておりまして、というか私しか打ってない感じで、ビーマの稼働を支えている訳ですが、たまにはアイツに還元すっか!とななるものでしょうか?
それとも、基本客個人個人はあんまり見ないものでしょうか。ちなみに、店の規模は250台くらいのお店です。
いつもご愛読ありがとうございます。
それでは質問にお答えしますね。
まず、いつも同じ台を打つ常連の台をアケたりシメたりすることはという件に関しては、大いにあります。
仰る通り打ち手の状況を加味して調整していきます。
ざっくりと例を挙げると以下の2パターンのようになります。
①常連がいつも同じ台を打ち続けて負けているパターン
この場合は釘をアケます。
一方、ジャグラーなどであれば設定を上げます。
基本的にジャグラーでは2日間連続で利益を取り過ぎてしまった場合には3日目に甘めに使うという鉄則がありますので、ベタピン投げっぱといった余程のボッタクリ店でないかぎりそのように営業します。
ただ、ジャグラーに関してはベタピンでないにしろ
等価ではオール2で投げっぱ
5.6ではオール3(または2・3折半)で投げっぱ
といったパターンが多いです。
結局のところ投げっぱにすれば確率は収束するので、2日間凹んでも3日目に甘く触れることが多いのです。
さらに、その中で特定の台しか打たない常連がいたとして、最近負けが込んでいて明日も同じ台を打つことが分かっているのであれば、その台の設定をピンポイントで上げることはあります。
ただ、その場合でも2を3にする程度であるし、パチンコであればヘソ釘を板ゲージで1~2枚(0.25~0.5mm)分アケる程度です、
②常連がいつも同じ台を打ち続けて勝っているパターン
その場合は当然、釘をシメます。
特にスロットにおいては設定は見えないので、そこまでリスク管理をすることはないですが、パチンコにおいてはよりシビアに監視して調整する必要があります。
タイプ別に見ると甘デジや羽根物においては特にシビアに調整する傾向がありますね。
これらのスペックはミドルスペックと比べて出玉が出ると帳票上でも目立つので直ぐにシメられる傾向があり、ましてやいつも同じ人物が打っているとなると尚更です。
しかしながら、これも先ほどの件と同様で、やる気のない杜撰なホールだと、そこを管理しようという意識がないので甘デジで利益を垂れ流している状態が続いてもそれに気づかずにプロに食われ続けるということも珍しくないですね。
打ち手を意識した調整をするのは非常に稀
以上のような感じですが、それでも打ち手を把握してそれを加味した調整をするという店長はほぼ存在しません。
(実際に営業調整をするのは店長ではなく副店長の場合も多いですがここでは店長と仮定します)
そもそも店長がホール業務をすることはほとんどないので、誰がどの台を打っているのかといったことをほぼ把握しておりません。
もちろん、客個人の負け額や明日の狙い台などを把握している店長も過去に存在しましたが、そういった店長は非常に稀です。
理由は先ほど申し上げた通り、ホールに出ないから客の顔すら把握していないという店長が非常に多いからです。
ちなみにホールに出ずに何をやっているのかというと、いつも事務所でスマホゲームかモニターで女性客の胸の谷間を覗いています他店視察や会議や新台の展示会といった業務が多いのです。
特に会議においては大手ほど無数に存在しており、そういった無駄な物が多いから効果的な営業ができないと個人的には危惧しています。
そのような状況なので、社員・アルバイトの方が店長の何倍も客の動きを把握しています。
だから、閉店後に設定や釘調整を事務所で決めている時に
「105番台は今日どんなお客さんが打っていた?」
ということを店長が周囲のスタッフに聞くことがけっこう多いです。
しかし、そういったことに関しても人に聞くのではなく実際に自分の目でそれを確認し、客の顔色まで観察した上で明日の設定はどうしようかということを考えた方が何倍もいい営業ができることは言うまでもありません(百聞は一見に如かずってやつです)。
もし店長が他の業務に追われていてそれができないのであれば、副店長に現場をしっかり見てもらって、自分は口出しせずに営業を副店長に任せるといった方が理にかなっています。
(ちなみに私の場合は事務所のモニターで胸の谷間を覗くことで忙しかったので営業は副店長に一任しておりました)
やはり今の時代、現場を見ない店長が多過ぎるんで効果的な営業ができていないと感じます。
結局のところ帳票だけ見て月間ノルマを達成すればそれで良いと考えている例が多く、そんなことだから稼働が思うように上がらないばかりか不意に稼働低下を招いたりするわけですね。
全国のパチンコ店長の皆様。
もう少し現場に出て負けている客に優しい営業をしてあげましょう。
ちなみに、そういう時には店長ボタンが便利です。
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