旧イベント日は何日にするべきか? パチンコ店・営業考察
現在ではジグマというパチプロはほぼ絶滅危惧種となっている。
というのも、高設定台を探し求めて旧イベント日を渡り歩くパチプロが多くなったからである。
そして、昔であれば通常営業においてもそこそこ設定を使うホールは存在したのだが、現状を見てみると設定を使うのは旧イベント日のみであり、通常営業に関してはベタピンという店舗がほとんどとなっている。
ともすると、ジグマなるものはこの業界から消滅し、旧イベント日や雑誌イベントを渡り歩くパチプロが増えたことも当然の流れと言える。
旧イベント日の重要性
5年前であれば店側で「○日がアツイ!」といったことを客側に伝えられたわけだが、現在ではイベント規制によりそれができない。
その為「混雑日」といった表現で、イベント日を示唆することも度々見受けられる。
もしくはライターや雑誌イベントに旧イベント日を絡めたりなどして、示唆するケースもあるだろう。
とにかくホール側としては、集客に山場を作りたいわけであり、その為に前日や翌日の稼働が低下しようとも旧イベント日を大々的に示唆して、当日はそれなりに還元することによって立ち上げているというわけである。
旧イベント日の一例
123 | 1と2と3のつく日(3が一番強い) |
---|---|
イーグル | 9のつく日 |
MGM | 1と6のつく日/16日は激アツ |
ガーデン | 2と8のつく日/28日は激アツ |
Dステーション | 3と9のつく日 |
キコーナ | 11日/22日/第一土曜日 |
ニラク | 2と9のつく日/29日は激アツ |
マルハン | 7のつく日 |
楽園 | 11日/22日/月と日のゾロ目の日は激アツ |
アイランド | 地域によって変わる |
メガガイア | 地域によって変わる |
とりあえず旧イベント日の一例を挙げてみた。
このように見てみると、旧イベント日の数は店舗によって様々。
旧イベント日が1つの店舗もあれば、2つの店舗もある。
さらには、地域によって旧イベント日を変えている店舗もある。
例えばアイランドであれば、店舗によって
「6推し・0推し・ゾロ目推し」といったように、地域によって推している日が異なる。
同様にメガガイア系列も
「7推し・39を推し」といったようにこちらも地域によって様々である。
旧イベント日はどのように設定するのがベストか?
基本的には多いほうがいいだろう。
その理由は旧イベント日が多ければ単純にその分だけ集客がアップするからである。
例えば、マルハンは7のつく日に集客するが、Dステであれば3と9のつく日に集客できることになる。
しかしながら、客に憶えてもらう為には旧イベント日が2日あるより、1日しかない方が良いということと、2日よりも1日の方がイベント自体の希少価値が上がってくるというメリットもある。
その為、一概に旧イベント日は多ければ良いというものでもない。
ただし、総合的には旧イベント日は1つよりも複数あった方が良いと思っている。
その理由はイベントを立ち上げやすいという点にある。
例えば、9のつく日しかイベントがないようだと、その日に出すということを客に浸透させる為には時間が掛かる。
というのも、月に3回しかイベント日が存在しないからだ。
しかし、それに対してニラクのように2と9がイベント日といった形であれば、月に6回イベント日が存在することになるのでその日に還元して営業していれば、すぐにイベント日を浸透させることができるというわけである。
そういう意味でも旧イベント日は複数あった方が使い勝手がいいことは間違いない。
一方、地域によってイベント日を変える店舗についてはどうだろうか?
これにおいてもメリット・デメリットが存在し
メリットは競合店に対策する形でイベント日を設定できる点
デメリットはグループ店全体で統一していないので客に浸透させるのが難しいという点である。
これに関しては、賛否両論であろう。
かなり迷いどころだ。
ただ、個人的に思うのは競合店の前日がイベント日となってしまうのはよろしくないということである。
例えば、運営している店舗の旧イベント日が6のつく日で、競合にマルハンがあるとしよう。
その場合は、まず6のつく日に還元することにより集客に成功したとしても、翌日にはマルハンの7のつく日に流れてしまう。
もちろん、7のつく日に流れるという意味ではそれが6のつく日でなく、8のつく日であっても同様だろう。
しかし、6のつく日に還元している状態で翌日にマルハンに行かれるのがキツイのだ。
つまり、自分の店で客に還元した分を、翌日のマルハンに使われてしまうということなのである。
普通に考えると、6のつく日に勝たせることによって、翌日にも再度足を運んでもらい、そこで抜きたいわけであるのだが、競合店のイベント日が翌日に控えているとこのような現象が起きてしまう。
基本的に客の懐が潤っているほど、金をつっこみ粘ってくれる可能性が高いので、その為には競合店のイベント日の翌日にそこの客を奪い取るという営業戦略が理想的となる。
しかし、競合店のイベント日が自店のイベント日の翌日に控えていると、還元した分の金を自分の店ではなく競合店で使われてしまうので、それにおいてのダメージも大きいわけだ。
・・と、私は以上のように考えているのだが、果たしてアイランドとメガガイアはこれについてはどのように考えているのだろうか。
過去に存在したマルハンのイベント
どうでもいいことだが、15年前に私の通っていたマルハンで行われていた旧イベを今でも憶えているので、掲載してみる。
タイトル | 開催日 | 対象 |
---|---|---|
マルハンマックス | 3のつく日 | パチンコ |
キングオブマルハン | 7のつく日 | 全体 |
スロットカジノ | 9のつく日 | スロット |
このように10日間の間に全体イベントが1つ、パチンコスロットのイベントも1つずつ存在していた。
今思うと、これはなかなかバランスを考えてイベント日を設定していたと思われる。
流石にパチンコ123みたいに3日間連続よりも、ある程度バラけていた方が集客には絶対にいいだろう。
旧イベント日 募集!
私の運営している「みんパチ」というサイトでは読者からの書き込みにより、旧イベント日情報を掲載しているのだが、あなたの地域のパチンコ店情報をチェックして、旧イベント日が掲載されていない場合には、ぜひともコメントに書き込む形で教えていただきたい。
旧イベントに限らず換金率などの情報を提供させていただいた読者にはランキングポイントを贈呈するシステムとなっているので、よろしくお願いします。