宵越し対策での失敗談
今回は、過去に宵越し対策したときにやらかしたミスについて書いていこうと思う。
モンハン月下の宵越し対策
いつも通り、朝早く出勤した私は、事務所で昨日の売上~利益をチェックし、設定変更の作業に取り掛かった。
そして、設定変更自体は40分ほどで終了したのだが、モンハン月下の利益が月の中盤を回っているというのに、設置台数6台の平均粗利がマイナスという状態に頭を抱えていた。
「こいつはヤバイ・・」
ちなみに、その時に特に利益が取れていなかったのが、北斗転生とモンハン月下。
これらに比べればハーデスはまだ生易しいものであり、転生や月下に関しては一度ATに突入すると際限なく出るということが珍しくないので、本当に利益が取りづらい機種だった。
その為、設定変更を終えた私は他のスタッフが出勤してくるまで、まだ30分ほどの時間があったので、モンハン月下で宵越し対策することにした。
ちなみに、その時の設定変更の状況は以下の通り。
台番 | 最終ゲーム数 | 備考 | 設定変更 |
---|---|---|---|
73 | 560G | モードA? | リセット |
74 | 128G | モードA? | 据え置き |
75 | 0G | AT中 | リセット |
76 | 376G | モードA? | リセット |
77 | 240G | モードA? | 据え置き |
78 | 65G | REG単発 | 据え置き |
まずは、朝一の即前兆や天国移行で当選させない為に、リセット台を128Gまで回すことにした。
そして、次に据え置き台で気になるのは78番台である。
これに関しては前回がREGということで88Gに到達時に自力チャンスゾーンへの突入の可能性があるということと、天国モードに滞在している可能性もあるということで、128Gまで回すことにした。
以上のように、モンハンでは合計4台を回して、その後スタッフ出勤後に朝礼をやったわけである。
宵越し対策する時に気をつけるべきこと
ちなみに、このような宵越し対策をする時には台を回すために回転数がデータカウンターに上がってしまうことになるのだが、それに対しての対策は二通り存在する。
一つは、回したあとにデータカウンターをクリア するか
もう一つは、台を回す際にデータが上がらないように情報端子盤を抜く ということである。
ちなみに、データカウンターのクリア方法としては、リモコンで台個別でクリアする方法と、事務所のホルコンで一括クリアするという方法がある。
このようにどちらの方法でもOKなわけだが、この時は情報端子盤を抜いて台を回していたわけである。
台を回す際の注意事項
ちなみに、データロボサイトセブンと提携しているホールにおいては、閉店後に台を回してしまうと、それがサイトセブンに加算されてしまう場合があるので注意!
それによって宵越し対策していることがバレてしまう。
この場合は何時までデータを吸い上げているのかをダイコク電気に確認してから、その時間を過ぎたあとに回す必要がある。
宵越し対策で痛恨の失敗
そのような形で、朝礼前に設定変更を終えた私は、事務所内でデスクワークに励んでいた。
ちなみに、その日のデスクワークは超重要な業務であったのだが、内容としては来月のシフト作成であり
スタッフにヨシモト似のアルバイトが存在するのだが、そのスタッフといかにして1日でも多く出勤日を被らせようかといった重要業務なのであった。
その後、様々な試行錯誤を重ねながらついにシフトが完成。
時間は午後17時を回り、早番勤務終了の時間だった。
以上のように超重要業務を終えた私は、ホッと一息をついてホルコンのデータを見ると愕然とした。
「モンハンでデータが上がってない台がある・・」
つまりは、朝一にモンハンの情報端子盤を抜いて天国抜けまで回したわけだが、終了後に情報端子盤を差し戻すのを忘れた台が1台ほどあったのである。
その為、そのモンハンだけ回転数やART回数といったそのすべての情報が、データカウンターに上がっていないということである。
実はこのようなミスが起こっても、客の方から「データが上がらない」というクレームがあったり、ホールを巡回しているスタッフがそれに気づいて直したりなど、誰かしら不具合に気づくので夕方近くまで配線が抜けた状態が続くということはまずない。
しかし今回は、打っている客も巡回しているスタッフもそれに気づかなかったので、夕方近くまで情報端子盤が抜かれたまま遊技されてしまっていたのであった。
その後、慌てて現場に駆けつけると案の定、データカウンターは0の表示となっていた。
そして、たまたま空き台となっていたので、私は何食わぬ顔で台を開けると、そのまま抜かれていた配線をコネクターに挿し戻した。
結局閉店後は情報端子盤抜けが影響し誤差メダルが+600枚となった。
つまり、配線が抜かれたモンハンでは配線を挿すまでの間にメダルが約600枚吸い込まれていたのだが、600枚吸い込みましたという信号がホルコンに上がらなかった為に、単純に客側のメダルだけが600枚減ったことにより、+600枚という誤差メダルが発生したのである。
このような誤差メダルが発生すると本社やエリア長に原因を報告しなくてはならないのだが、流石に配線の挿し忘れと言うことはできなかったので
「今回の誤差メダルは配線の接触不良によるものであり、今後定期的にホルコンのデータチェックを行って様子を見ます」
と虚偽の報告をしたのであった。