パチスロで借金して離婚した知人の話 後編
前回の記事の続きです。
ジスパの兄貴は3回連続で計180万の借金を作り、奥さんは子供二人を連れて実家に帰りました。
その後は、そのまま離婚となったそうです。
ちなみにジスパと母親の住む実家の敷地内に、嫁さんの親から頭金を出してもらって建てた家がありますが、残りのローンを払えば頭金の返済はいらないと、嫁さんの親から言われたそうで、その後は兄貴一人で住むことになりました。
しかし、それから2~3年後にジスパが結婚したのでローンを肩代わりする形で兄貴の家を引き取って、ジスパの家族が住むことになりました。
その結果、兄貴は母親と一緒に実家に住むことになりました。
スロットで借金してしまう人の心理
兄貴は大のパチスロ好きで、部屋に獣王が置いてあると当時のジスパは話していました。
まあ、スロで借金して家族崩壊した人は日本全国でけっこういると思います。
その心理はいったい何なんだろう。
まったく馬鹿だなあ。
と思える話ですが、一歩間違えれば私もそうならないとは限りません。
何より、昔を思い返してみるとパチスロをやるのにお金を借りたことがあったのです。
上記は私が結婚したばかりのお金がない時期にどうしてもスロットがやりたかった時の日記ですが、中編で10000円のお金を借りていますよね。
私の場合はその金を元手に、勝ち組になったからいいけどそうでなかったら転落人生が待っていたかもしれません。
スロットがどうしても打ちたかった
結婚してお金がないけどどうしてもスロットを打ちたい。
当時、小遣いが15000円だったのですが貴重なお金を持って月に1~2回スロットを打ちに行きましたね。
1回で使える金額は4000~5000円くらいしかなく、それでアラジンAやコンチ4Xを打っては何も起こらずに負けるということを繰り返していました。
それでも、途中から本気で勝ちに行こうと思い意識が変わったのは「スロットがどうしても打ちたかった」という理由によるものです。
スロットがどうしても打ちたくて今後も打ち続けるには勝ち続けるしかないと思ったわけですね。
その為に、ちょっとでも設定の良さそうな台であったり、イベント日や天井を狙うようになりました。
その結果、勝てるようになって収支が右肩上がりになったから良かったものの、もし負けていたら借金が膨れ上がって、兄貴のようになっていた可能性がありますね。
特に資金が少ない状態だったので、期待値を積んでいてもマイナスに触れて負け続ける可能性も十分にあったわけです。
そうなると、精神的におかしくなってしまって借金をしてしまう可能性もあったのではないかと思います。
あの頃のスロットは最高に楽しかった
ただし、逆説的に小遣い15000円の金で打った時のパチスロは本当に楽しかったし、あの楽しさは二度と蘇らないのかなと思います。
今のスロットはというと完全に作業となっていて、期待値しか追ってないわけです。
負けても「期待値詰めたからいいや」としか考えないし、資金は300万くらい溜まっているので緊張感もない。
なので、スロットを打っている時のかつてのドキドキ感は全くないわけです。
それに対して、千円札を4~5枚握りしめてパチ屋に向かった当時のドキドキ感はそれはそれは凄まじかったです。
4000~5000円なので、10分くらいで終わるわけですけど神にもすがる思いで打ってましたし、心底興奮して負けた時には個人で使える全財産を失ってどん底に落ちた気分になりました。
今からあの時代に戻りたいということはないですけど、お金がないあの時期にしか楽しめなかった興奮とも言えますね。
兄貴との再開
ジスパから兄貴が借金で離婚したという話を聞いて、その後は自分もその店を転勤となり離れた場所を転々としていました。
そして、それから約10年後にまたその店に戻ったんです。
で、その店に戻ってから数日後に・・
モンキーターン打ってる兄貴を見ましたw
「相変わらず変わってないな~~。
まだ、スロット続けてたんだ(苦笑)」
って感じでしたね(^^;
ちなみに、その時のモンキーターンでは上乗せが調子良くて勝ち盛り一箱半まで出してたんですけど、ART終了後は128G抜けでやめずにそのまま天井まで打ち込んでしまい全部飲まれてましたねw