ホール側はパチプロをどう見ているのか?
今回はひさしぶりにパチンコに関するご質問にお答えします。
いつも楽しく拝見させて頂いています。 最近スロットの設定が厳しすぎるのでパチンコに浮気気味です。 特にガロ金色をよく打っているのですが攻略要素の効果が高すぎる気がしてメールさせてもらいました。 どの店でも絶対的メイン機種であろうガロ金色における捻り打ちや時短中玉増やしを行う客についての店長さんの見解を教えてください。 また、店側は客が攻略要素を駆使してるかをどの程度把握しているのかも気になります。 最終データからはわかるのでしょうが、リアルタイムであの台今やってるぞとかもわかっちゃってるのでしょうか?また監視しているのでしょうか? また、ガロにおいて攻略要素を駆使している人は島でどれぐらいいるのかも気になります。意外にみんなやってるのでしょうか? ・盤面上部とか捻ってくださいと言ってるような作り ・パターンも上限もない増やしてください電チュー それ程腕があるわけではないのですが、普通にやるだけで、 ・大当たり1回でオーバー入賞平均10個 ・時短中の玉増やしでワンセット1回50個~100個 こんなんでも大当たり~時短の1セットで2100個とかになっちゃいますよね? そして周りを見れば、 ・大当たり16R打ちっぱなし ・確変中打ちっぱなし ・通常時赤保留出てからリーチ最後剣刺すまで打ちっぱなしww こんな人ばかりです。 大当たりの出玉もホルコンで当然見れるのでしょうから、一般客は1800.1800.1800.1800みたいな感じなのに一台だけ2100.2100.2100.2100みたいになってるわけですよね? 自分の店は等価で、郊外で、周りにライバルが参入してきていて、遊べる調整メインといった感じでボーダー-2~+1みたいな調整しかしないんですが、その分ボーダー回る台が多いです。兼業で月プラスが目標なので玉増やしが容認ならパチンコ比率を上げたいと思っています。他店が強く、かなりの客を取られてしまっていて、この店の店長さんが必死で稼働を上げようとしている感じはしており常連の自分に注意してくるのか気になっています。 長くなりましたが、忙しいようでしたらいつかガロ金色について記事で触れてくれるだけでも結構なので宜しくお願いします。 |
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いつもご愛読ありがとうございます。
それでは質問に答えますね。
ホールコンでは稼働状況が一目瞭然
>最終データからはわかるのでしょうが、リアルタイムであの台今やってるぞとかもわかっちゃってるのでしょうか?また監視しているのでしょうか?
リアルタイムでわかりますよ。
まず、ダイコク製のホールコンで説明しますと、その台が稼働しているのかどうかは台番の書かれた小さいボックスのような物がモニターで確認できて、その色によって台の状態が確認できます。
黄色:稼働中
赤 :大当たり中
白 :非稼動
青 :非稼動20分以上経過
緑 :食事休憩中
ざっとこんな感じですが、これによってどの場所が打たれているのか一目瞭然となります。
さらに、例えば食事休憩中でもないのに、新台などで非稼動が20分以上経過していた場合には遊技観戦している人がいるとか、ずっと物が置いてあるとかといった何らかの原因が考えられます。
ですので、ホールコンで青く表示されている台があったらその台をチェックしてみるといったこともしますね。そのへんは主任等の仕事です。
パチンコで攻略要素を駆使している人の割合
>また、ガロにおいて攻略要素を駆使している人は島でどれぐらいいるのかも気になります。意外にみんなやってるのでしょうか?
私の感覚となりますが
等価交換の店では250人に1人
33玉前後の交換の店では150人に1人。
程度じゃないですかね。
まあ、これは店によって全然違います。
33玉交換でも、年配層しか来ないような老舗ではプロの割合はかなり低かったですし。
あとは機種によってでも全然違ってきますよね。
例えば、CRAトキオデラックス、CRマジカルカーペット、CRデビルマン倶楽部などの羽根物ではかなりプロが多かったです。
データ上でもベース値が上がってしまって、悩んだ時期もあります。
その為、羽根物で止め打ちをしている人に直接声掛けしてやめてもらったこともあります。
>また監視しているのでしょうか?
基本監視するということはないです。
しかし、以下の場合には監視します。
①ゴト師っぽい挙動不審な人物が打っている台
最近ではCRF涼宮ハルヒの憂鬱のど突きゴト(クレーンで入賞させる)やニューギン系の台で意図的にブドウを作ってベース値を上げるブドウゴトが流行っているので、そういった人物が台に着いた際には監視する場合もあります。
②極端にベース値が高い台
ベース値が一定の数値を上回ると機械音声で異常があることをホールコンが教えてくれるので、その場合にはその台を監視する場合があります。また、異常音声があった場合でも90%以上は攻略方ではなく純粋な機械トラブルによるものがほとんどです。その場合には、空き台になった後に、打った玉が排出されるアウトボックスや台のデータ配線に異常はないかといったことを調べて対応します。
さらに、ホールによっては定期的にデータチェックするところもあります。
頻度としては3~4時間に1回くらいです。
その時には全台の、スタート値、通常中のベース値、確変中のベース値、1回あたりの大当たりの平均獲得玉数などを事細かにチェックします。例えば、スタート値が高いのであれば止め打ちやブドウが考えられます。その場合にはその台をチェックして対応するといった感じです。
③計量カップなどプロっぽい挙動が見られた客の台
プロっぽい挙動の人が打っている台は気になって監視する場合も多いですね。そこで、スタート値や1回あたりの大当たりの平均獲得玉数が極端に高いようであれば声掛けして止め打ち等をお断りする場合もあります。その為、計量カップを持って遊技することは目立ってしまうというデメリットが大きいと思います。
ざっとこのような状況ですが、ぶっちゃけそこまで監視はしていないです。
理由は忙しいからです。
つまり、そこまで一人一人に構ってられないんですよね。
(そういう意味では忙しそうなホールの方が攻略要素を駆使しやすいと思います)
パチンコ店の店長や主任はプロを排除しようと常日頃から考えているわけではなく、自分の業務をいかにスムーズに終わらせるかということを優先しているのが現実というか、そういう人はかなり多いと思いますね。
今後のパチンコ業界
今後は、スロットのスペックダウンによりパチンコの比重が多くなるのは間違いないと思います。
スロットの島を倒してパチンコを増設なんてホールも出てくるでしょう。
その中でもMAX機が今後ますます盛り上がると思います。
(理由は後日記事に書きます)
稼働が落ちてくると、今後スロットのみでは稼ぎづらくなると思いますし私もパチンコを勉強しなければと思い、先月パチプロ清志さんの「パチンコの教科書」という教材を買いました。
パチンコの教科書
http://patinnkokyoukasyo.net/
この教材は清志さんだけではなく「正攻法で負けないパチンコ」の、のりまるさんも監修し、かなり作りこんだ教材なのでパチンコを本気で覚えたい人には良い教材だと思います。
実はのりまるさんとは、去年の5月に
29college(29カレッジ)の懇談会で横浜で飲んだ時にたまたま私の隣の席に座っていて名刺交換しました。
とてもお酒好きの気さくな方でしたねw
繰り返しとなりますが、やはり今後はあぶれるというリスクが大きくなると見ています。
理由はハイエナの情報が氾濫しているのと、ハイエナできる機種であったりスロットそのものの台数が今後減る傾向が強いことによるものですね。
そうなった時にスロットでしか稼げないのは非常に効率が悪いですよね。ですから、今後は少しづつでもパチンコも勉強することをオススメ致します。