朝一の沖ドキ設定狙いで起こった悲劇
昨日のブログの続きです。
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流浪の日々
神奈川県内の、とあるパチンコホールにて
スタッフという立場でありながら、輩系の二人組の客を半殺しにしてしまったクラピカは、北へ向かって行方をくらましたのであった。
しかも、とっさに走って逃げてしまった為に、徒歩での道中であった。
行方をくらませてからすでに3日
・・行く宛もなく、北に向かって歩く。
まだ、3月上旬であったために、夜や明け方の冷たい空気が体を突き刺す。
帰る場所もなく・・人知れず、とにかく、ただ呆然と北に向かって歩いていた。
「警察は今頃、血眼になって、私を探しているのだろうか」
そのような不安が過ぎってしまい、夜も眠れなかった
・・いや、正確には眠る場所さえなかった。
「くそっ!あんなミスさえなければ・・」
流浪のパチプロ クラピカの不覚
クラピカは昨日、大きなミスを犯した。
そう、その計画は完璧だったはずなのに・・。
現場から行方をくらましたクラピカの手持ちの金は、わずか3万円だった。
国内外に問わず、逃げのびる為には軍資金がいる。
そこで、クラピカは考えたのだ。
その軍資金を増やさなくてはならないということに。
その為、神奈川から北に逃げたクラピカは、埼玉県内で屈指のパチンコ優良店と位置づけされているSAP草加に足を踏み入れたのだ。
SAP草加
SAP草加店とは、みんパチの埼玉県内における、パチンコ店総合評価にて、最高点を獲得しているホールである。
ちなみに、全国で最もパチンコ店が多いのは愛知県なのだが、全国2位は埼玉県となっている。
それだけに、埼玉県内で1位という評価は相当な優良店であるということがわかる。
ちなみに、埼玉県内のランキングは以下の通りである。
クラピカは、逃走時にスマホを持っていたので、みんパチでSAP草加店の情報を得ていたのだ。
どうやらこのホールのスロットは相当強いぞと。
そして、夕方6時にホールにたどり着いたクラピカは、一目散にスロットコーナーへと向かった。
SAP草加店のみんパチのコメントを見るに、初代まどマギにて7台中5台が客側のプラスとの情報が書いてあったのだ。
「まどマギを打てば勝てる・・!」
クラピカはそう確信した。
ただし、SAP草加店においては、スロットコーナーにたどり着くまでの間にパチンココーナーを突っ切らなくてはならないのだが、その時に“あるモノ”に心を奪われた。
その後、パチンコ南国育ちを養分打ちしてしまったのである。
(甘デジだが千円10回転しか回らなかった)
とある希望
「くそっ!不覚だった」
しかし、ここで不幸中の幸いだったのが、2万円を溶かした時に、残りの1万円をサンドに入れる手を踏み留めたことである。
つまり、全財産の3万を失うという最悪の事態は免れたのだ。
その後、群馬県に足を踏み入れると、クラピカの頭にあることが過ぎった。
「そういえば、明日は3月9日だ」
そう、群馬県内では屈指の優良(?)チェーンとなっている、Dステーションの年一イベントが明日に控えていたのである。
「3月9日というと、Dステの年一イベントじゃあないか!」
ご存知の通り、Dステのイベント日は、3と9の付く日なので、3月9日は激アツ必須なのである。
そこで、クラピカは手持ちの1万で勝負することにした。
「Dステで一番優良店ってどのホールだ?」
その後、みんパチで検索するとDステ高崎店が最も高得点となっていた。
クラピカは、明日3月9日は、なけなしの一万円を元手にDステの沖ドキで勝負することにしたのである。
そして、明日の沖ドキで逃亡資金を荒稼ぎしようと思ったわけである。
朝一の沖ドキ設定狙いで起こった悲劇
流石は、年一イベントというだけのこともあって、朝の行列は180人もの並びとなった。
そして、クラピカは確実に沖ドキを打つ為に徹夜で並んだのだが、整理券の配布方法は並び順ではなく抽選方式だった。
つまり、徹夜で並んでしまったクラピカは無駄骨を折ってしまったわけである。
それによって、うなだれてしまったクラピカであるが、気を取り直して整理券を抽選すると・・
「むっ!?」
87番という微妙な番号だった。
「クソっ!これで沖ドキが取れるのか!?」
その後、入場時間になると、案の定一目散に前の客は沖ドキコーナーへと向かった。
「ヤバイ・・、このままでは私が入る頃には空き台がなくなっているだろう」
そのような不安が頭を過ぎった。
しかし、その後ようやく店内に入場してダッシュで沖ドキコーナーへと向かうと・・
奇跡的に1台だけ残っていたのだ!
「やった・・」
クラピカは心底喜んだ。
その後、椅子に腰を下ろすと、財布から万券を取り出し、サンドに金を投入したのだが
その際に視界に入った、データカウンターを見て血相が変わった
なんと、整理券上位で入場した客が、沖ドキにて速攻でカニ歩きを始めていたのである。
上位の客が入場してから87番目のクラピカが入場するまでの間に、32Gまで回してチャンスモードではないと判断し、そのまま捨てたのだ。
そのまま、ブチ切れて沖ドキコーナーで暴れたクラピカは、即刻御用となり逃亡生活に幕を閉じた。
完
PS.これってけっこう沖ドキの朝一あるあるじゃありません?
入場後に座った台がすでに、回されていたっていう。
あれって、チャンスモード狙いの乱れ打ちなんでしょうけど、気分悪いですよね・・。