北斗の拳 修羅の国の設定狙いで頭に入れておくべき店側の心理
本日は北斗修羅の設定狙いで頭に入れておくべき店側の心理についてストリータッチで書いていこうと思う。
じっくりとお読みください。
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プルルルルルルルル
プルルルルルルルル・・
「はい。ゴトーです」
「おう!店長のゴトーか。クロロだ」
ゴトー「どうもお疲れ様でございます」
クロロ「来週登場する北斗修羅なんだが、運営方法の話をしたい。今から“和食屋 朧”で会えるか?」
※「和食屋 朧」に関してはこちらの記事をご覧ください。
可愛い子は料理が下手 パート2
ゴトー「今からでございますか!?
・・は・・はい。大丈夫です」
その時、プライベートでパチ屋に来ていたゴトー店長は凱旋の天井まで残り200Gというところでクロロエリア長に呼び出しを食らってしまい、泣く泣く遊技をヤメて「和食屋 朧」に向かったのであった。
和食屋 朧 にて
ゴトーが和食屋朧に到着すると、丁度同じタイミングでクロロエリア長も到着した。
店に入る前に心配そうにゴトーが声を掛ける。
ゴトー「しかし、クロロエリア長。和食屋朧は前回“イワナの煮物定食”を頼んだ時に激マズで倒れてしまったと思いまする。今回も同じ店で大丈夫なのですか?」
クロロ「心配無用だ。店員があまりにも可愛かったものだから、あの後もう一回来店したんだが、他の店員さんの時には料理が激ウマだった。今日もその店員さんであれば問題ないと思う」
「いらっしゃいませー」
クロロエリア長から笑みがこぼれた。
どうやら、今回であれば当たりの店員だったらしく激ウマの料理となるらしい。
その後、クロロエリア長とゴトー店長は周囲に声が聞かれにくい端のテーブルに着席。
“イワナの煮物定食”を2つ注文すると北斗修羅の運営方法の会議に入った。
北斗修羅の運営会議
「初週~2周目以降~イベント日の営業計画の資料を見せてくれるかい?」
クロロのこの言葉に対してゴトーがうなずきカバンから資料を出した。
内容は以下のようなものだった。
北斗の拳 修羅の国 初週の設定
北斗修羅の設定配分(全10台) | |
---|---|
設定1 | 8台 |
設定2 | 0台 |
設定3 | 1台 |
設定4 | 1台 |
設定5 | 0台 |
設定6 | 0台 |
予想アウト | 24000枚 |
---|---|
予想台粗 | 5207円 |
予想総粗利 | 52069円 |
出玉率 | 98.9% |
利益率 | 8.6% |
北斗の拳 修羅の国 2週目以降の設定
北斗修羅の設定配分(全10台) | |
---|---|
設定1 | 6台 |
設定2 | 2台 |
設定3 | 1台 |
設定4 | 1台 |
設定5 | 0台 |
設定6 | 0台 |
予想アウト | 22000枚 |
---|---|
予想台粗 | 3744円 |
予想総粗利 | 37435円 |
出玉率 | 99.2% |
利益率 | 6.8% |
北斗の拳 修羅の国 イベント日の設定
北斗修羅(全10台)の設定配分 | |
---|---|
設定1 | 5台 |
設定2 | 2台 |
設定3 | 2台 |
設定4 | 0台 |
設定5 | 1台 |
設定6 | 0台 |
予想アウト | 24000枚 |
---|---|
予想台粗 | 0円 |
予想総粗利 | 0円 |
出玉率 | 100.0% |
利益率 | 0.0% |
「おいおいおいおいおい。随分優良店だな~~」
クロロが若干呆れた口調で話すと、ゴトーがこう切り出す。
「うちが10台の導入なのに対して他店は大量に台を買っておりまする。
PIO川崎店は15台、カイア川崎スロット専門店は20台も買っておりまする。
つまり台数が揃えられないのであれば、ある程度中身の設定で信頼を付けないと客は呼べませぬ」
「てめえ!バカ野郎!!」
ゴトー「な!どうなされました!?」
クロロ「10台のホールが多少設定入れたところで20台のホールに勝てるわけがねえだろ!
ここは割り切って抜くしかねえ。設定4なんて入れてもどうせ気づく奴なんているわけねえだろ」
ゴトー「お言葉でありますが、そんなことはないと思いまする。今のスロットユーザーはホール側が考えるよりもしっかりと設定を使っているホールとそうでないホールを選別しておりまする」
「てめえ!バカ野郎!!」
クロロ「あいつらはどうせ、絆の2と4の区別もつかねえんだから、何入れたって一緒だ。
設定1でも5000枚出れば高設定だと勘違いしてくれるんだよ!」
ゴトー「それはあまりにもユーザーを馬鹿にしておりまするぞ!」
クロロ「いいかゴトー。すろぱちくえすとのだてめがねやパチスロ期待値見える化のだくおが来店したら、そりゃやべえと思う。
その場合は500回転くらい回せば一瞬で見極められると思う。
ただし、そういう奴らでもない限り、ほぼ全てのユーザーは設定なんて見抜けもしねえんだよ」
ゴトー「そんなことはないと思いまする!
一般ユーザーでも設定狙いで小役カウンターを使用して遊技するのはもはや当たり前となっておりまする。
設定を使っているかそうでないかは直ぐに見破られます。ある程度設定を入れないと信頼を失くしまする!」
「てめえ!バカ野郎!!」
クロロ「どうせあいつらは、小役カウントしても途中でカウントをミスってなあなあになり中途半端でヤメてしまうような、なんちゃって設定狙いの養分よ。設定なんて分かるはずもねえ」
ゴトー「・・・・・・・・」
(こいつ・・今に大変なしっぺ返しに合うぞ)
その後、クロロはカバンの中から資料を出して話した。
「こいつが俺の考えた運営方法だ」
クロロ考案の北斗修羅の運営方法
クロロ考案の設定配分においては初週はオール1。
予想台粗10080円という極悪調整だった。
しかし、2週目以降とイベント日はどちらも共通で以下のような配分となっていた。
北斗の拳 修羅の国 2週目以降とイベント日(クロロ考案)
北斗修羅の設定配分(全10台) | |
---|---|
設定1 | 0台 |
設定2 | 10台 |
設定3 | 0台 |
設定4 | 0台 |
設定5 | 0台 |
設定6 | 0台 |
予想アウト | 22000枚 |
---|---|
予想台粗 | 5105円 |
予想総粗利 | 51048円 |
出玉率 | 99.0% |
利益率 | 8.4% |
ゴトー「なっ!2週目以降とイベント日はどちらも共通でオール2ですと!?
クロロ「これには理由がある。ちなみに北斗修羅の設定判別においては調べたか?」
ゴトー「申し訳ありませぬ。まだ、調べておりませぬ」
「てめえ!バカ野郎!!」
(灰皿を投げる)
クロロ「テメエは設定師の風上にもおけん奴だ!
設定判別要素が分からなくてどうして設定を組めよう。
お前みたいな奴は設定師失格だ!」
ゴトー「申し訳ありませぬ」
クロロ「まあ、今ごちゃごちゃ言っても仕方がないか・・。
あとで、すろぱちくえすとを読んでしっかり勉強しとけよ。
話を進めると北斗修羅では以下のような設定判別要素が存在する」
北斗修羅 設定判別要素
その1 ART7連で突入する初回エピソード
・エピソード1「いざ!修羅の国へ!!」
⇒奇数設定示唆
・エピソード2「憎しみの傷跡」
⇒偶数設定示唆
・エピソード3「もどりこぬ愛」
⇒設定2以上確定
・エピソード4「闘う鬼神!!」
⇒設定4以上確定
・エピソード5「北斗神拳創造!」
⇒設定5or6確定
その2 ART終了時のトロフィーの色
・銅トロフィー
⇒設定2以上を示唆
・銀トロフィー
⇒設定3以上を示唆
・金トロフィー
⇒設定4以上を示唆
・キリン柄トロフィー
⇒設定5or6
・レインボートロフィー
⇒設定6確定
その3 特闘のバトルパート開始画面
・ファルコ出現
⇒設定2以上確定
・黒王出現
⇒設定4以上確定
・ラオウ出現
⇒設定6確定
その後、続けてクロロが話す。
クロロ「これを見た時に客にいい印象を植え付ける為に使うべき設定は何だか分かるか?」
ゴトー「なるほど・・」
クロロ「ようやく分かったようだな。
今作においては設定2以上の確定演出が多いから設定2を多用するのが一番良い運営方法となる」
ゴトーは目を丸くして、若干前掛かりの姿勢でクロロの話を聞く。
クロロ「今作で一番使う意味のない設定は3と5だ。
というのもそれぞれが、2と4よりも割が高いのに対して確定演出が存在しないからだ。
つまり、設定5を使うのであれば4で十分なのだよ。
仮に設定56確定演出があるのであれば使う意味があるが、4以上と6確演出しかないので設定5は一番使うのが損な設定だ」
※注意:設定56確定演出エピソードとトロフィーで存在します
ゴトー「なるほど・・」
クロロ「従って、本機の運営においては1・2・4・6のみ使うのがベスト。
利益重視の時は1で、それ以外で稼働を付けたい時は2を多めに使い、イベント日の時はオール2にする。
4・6に関しては滅多に使えないな。使うとしても月に1回程度か。
とりあえずポイントなのは、平常時に2を織り交ぜることによって、1を使っていないということを客に認識させることが重要だ」
一息ついた後、続けて話す。
クロロ「逆にやっちゃいけないのは設定1・3の折半だな。
北斗強敵においては設定3は客側のイメージもよく絆の2並みに使える設定だったが、それと同じ感覚で運営してはダメだ。
1・3折半にするのであればオール2にした方が、それよりも割が低く抑えられるし2以上の確定演出頻度も倍にアップするわけだから、そっちの方が絶対いい」
ゴトー「流石はクロロエリア長。悪知恵が働きますな。
しかしながら、イベント日にオール2というのは流石にキツ過ぎませぬか?」
「てめえ!バカ野郎!!」
クロロ「設定2以上確定演出だけ出しておけば奴らは勝手に設定4以上はあるんじゃないかと妄想する。
しかも、北斗修羅の2は機械割99%と甘い。
ともすれば、イベント日に満席になればそこそこの出玉感が演出できるだろう。
イベント日はオール2で十分だ、おそらくマルハンや吉兆もそのような設定で運営すると予想している」
ゴトー「・・・・・・・・」
(こいつ・・そこまでユーザーを馬鹿にしやがって。今に大変なしっぺ返しに合うぞ)
以上のような論争の張り詰めた空気の中。
料理を届ける店員の声が聞こえた。
「お待たせしました。イワナの煮物定食ですー」
小腹を空かせたクロロとゴトーが、声の方向に顔を向けると・・
クロロ「あれ!さっきの店員さんと変わっている・・」
どうやら先ほどの店員はパートの時間が終わったので仕事を上がってしまったとのこと。
その後、新しい店員が持ってきたイワナの煮物定食に箸をつけることなく、クロロとゴトーが店を後にしたことは言うまでもない。
2016.10.4 追記
ゴトー「・・・・・・クロロエリア長」
クロロ「ん・・・なんだ?」
ゴトー「設定3及び5以上の確定演出が存在しないから設定3と5は使う必要がないとありましたが、エピソードとトロフィーの設定示唆において、3以上と5以上が存在しています」
クロロ「ん・・・・・・・・ホントだ・・」
「てめえ!バカ野郎!!」
北斗修羅の運営方法まとめ
ストーリーはここまでにして個人的な感想を書くと、北斗修羅は北斗将と同様にユーザー側の視点に立った設定判別要素が豊富な機種といった印象。
そして判別要素は今後明らかになっていくと思うが、確定演出が非常に多く過去最高のボリュームなのではと思う。
何しろ
・奇数設定示唆
・偶数設定示唆
・設定2以上確定
・設定3以上を示唆
・設定4以上確定
・設定5or6確定
・設定6確定
といった形で各設定の段階別に示唆及び確定演出が存在し、しかもそれがエピソード・トロフィー・特闘など様々なシーンで発生する可能性があるわけだ。
これだけ細かい示唆や確定要素を作った目的は、設定を答え合わせできる要素を少しでも増やすことによって、イベント規制があるためにホール側がやりたくてもできない設定示唆の役割を、代わりに果たしているといえる。
つまり、トロフィーでレインボーが出現したら6確定であり、それは一昔前のアンコウ札というわけだ。
(イベント規制前の時代には設定6確定の台に海物語に登場するアンコウの札を挿していた)
確かに、こういった要素を増やしてくれるとホール側が示唆をしなくとも真実の設定が分かりやすくなる。
そして、それは頻繁に出現すれば良いというものではなく、1日打っていれば1回くらいの頻度で出現するという程度の確定演出が良いだろう。
そのように考えると設定1確定演出があったら業界はもっと良くなると思う。
それがあればホールは1が使いにくくなると思うし、その環境こそが新規ユーザーを増やすために今最も重要なことではないのだろうか。
話はズレたが、結局のところ確定演出の出現頻度がこの機種の設定を組む上で絶対に頭に入れておくべきポイントといえるだろう。
ぶっちゃけ2以上の示唆がART終了後の0.5%でしか出現しないというのであれば、無理して2を使う必要はないと思う。
しかし、その出現頻度がそこそこあるとなると少しは2を織り交ぜないと
「銅トロフィーを一度も目撃したことないのでこのホールは1しか使っていない」
といった噂が飛び交いかねない。
逆に6確のレインボートロフィーの出現確率が天文学的な数字で、56確のエピソード5やキリン柄トロフィーの出現率が高いようであれば無理して設定6を入れずに5を入れておけば十分となる。
北斗修羅を長期稼働させる為には、客に設定を使っていると思わせることが重要であると同時に、利益は確保していかねばならない。
その為、設定示唆の出現率をしっかりと理解した上で「その設定を入れる価値はあるのか?」ということを自問自答しながら設定を組んでいくべきであろう。
・・・・って、今回もヤバイ情報を書いてしまいました。
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